■highly
英語の語彙を増やそうとがんばる時に、熱心に覚えるのはどういう単語でしょうか。重点を置くのは名詞、動詞、形容詞というのが一般的です。これらを増やせば、「読む・書く・聞く・話す」の理解が深まり、楽しくなりますから。
ところが、自分の学習経験を見ても、周囲の人の様子を見ても、あまり副詞に意識を向ける人はそんなに多くないと思います。英語の副詞の多くは、形容詞の語尾に-lyを付けたという形が多いので、形容詞さえ覚えればそれで十分と思いがちですよね。
確かに、副詞はそんなにそんなに心血を注がなくても、意思疎通そのものに大きく影響しません。しかし、副詞を使うと、物事の程度が伝わるだけでなく、強調・誇張や文のリズムも違ってくるのです。
身近な日本語では、例えば「めっちゃおいしい」があります。程度表現として使うだけなら、「とてもおいしい」で十分なはずですが、口に出して気持ちいいのは「めっちゃ」のはずです。「とても」より誇張した感じと、語感・リズムが感じられるからです。副詞をひとつ加えるだけでも、文が生き生きしてくる例だと思いますが、いかがでしょう。
そこで、自身の英語に副詞をひとつ入れてみることを意識してみてはどうでしょうか。勝手な提案に至ってますが(笑)。手始めに
highly
です。high (高い) の副詞形で「高く」ですが、程度の高さ・強さの「非常に、かなり」の意味でも使われるのです。日本語の感覚と同じです。程度表現だと意識し、辞書の訳語にあまり囚われないようにしましょう。「めっちゃ」の感じを英語で表現したい時、highlyは候補のひとつになります。
いろいろな語句と組み合わせて使えるhighlyですが、下に挙げる例には、highly recommend (強く勧める、めっちゃオススメ) と、be highly understandable (非常に理解できる、わかる~!) がすぐに使えそうと思い、選びました。
副詞highlyに使い慣れたら、really (本当に、マジで) やstrongly (強く、非常に) などを使っても、同様に雰囲気を演出できますので、いろいろ試してみてくださいね。I highly recommend adverbs!
~今日のフレーズ~
highly 非常に、かなり、めっちゃ
■例文
(1) I highly recommend that you try that ramen shop.
(あそこのラーメン屋さんは、とってもオススメですよ。)
(2) Such feelings are highly understandable, but I don’t think you should have them.
(そういう感情はとても理解できるけど、持つべきじゃないと思うな。)
■Today’s One Word
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!