■old-school

ドーナツの種類にオールドファッションというのがあります。ドーナツの最も基本的な作りと言えばいいでしょうか、いわゆるドーナツ、原型という感じのものです。

「オールドファッション」は英語のold-fashionedという「古風な」「古臭い」という意味の形容詞から来ていて、実際には語尾に-edが付きます。カタカナ日本語では語感を優先して「ド」は付けなかった模様。fashionと言うと、主に服装を思い浮かべますが、英語では「様式」の意味もあるのです。

さて、old-fashionedと同じような意味を持つフレーズがあるのですが、日本人はその意味を誤解しがちなので、今回はそのご紹介。

old-school

です。「保守的な、古臭い」「伝統的スタイルの、古き良き」を表す形容詞です。schoolとあるので、きちんと説明されない限り「学校」だと思ってしまうはずです。「古い学校」とまずは捉え、少し考えて「あ、母校のことか」と結論付けてしまう人が多いです。

すでに上で言ってある通り、old-fashionedの意味なのです。おそらく学校の建物ではなく、そこに集まる人を指してのことでしょう。ハイフンのないold schoolで「守旧派」という言い方もあるので。紛らわしいのですが、古い学校という意味ではないことを理解してください。

下の例に挙げてあるように、old-schoolは、悪い意味でも良い意味でも使われます。でも、口調や表情に気をつけないと、褒めているつもりでも悪く取られる可能性がありますので、言葉以外の点にも注意しましょう。-schoolであれ、-fashionedであれ、その頭に付いているoldに人は敏感に反応しますからね。

※注

上で、母校の意味ではないと述べましたが、イギリスでは母校の意味で使うことがあるらしいです。ただ、英語圏全般、ならびにヨーロッパ言語の多くでは、母校はラテン語由来のalma materと言うのが普通です。

~今日のフレーズ~

old-school 保守的な、古臭い;伝統的スタイルの、古き良き

■例文

(1) Mr. Jones is very old-school in his approach to business management.

(ジョーンズさんは経営管理の手法においては保守的だ。)

(2) My son says he likes radio better than YouTube. I like his old-school style.

(息子はYouTubeよりラジオが好きだって言うんだ。昔ながらのスタイルがいいと思う。)

■Today’s One Word

今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

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