■wouldn’t be caught dead
どうしてもやりたくないこと、誰にでもあります。丁重にお断りする場合もあるでしょうし、死んでも嫌だと言うこともありますね。英語にも「死んでも嫌だ」という表現があります。英語の教科書や参考書では、“I would rather die than do such a thing.”や“I might as well die as do such a thing.”などの例文が取り上げられています。どちらも「そんなことをするくらいなら死んだ方がましだ」の意味です。これらの例に加え、今回は上の例よりも会話的な感じのフレーズを紹介します。
wouldn’t be caught dead
dead (死んでいる) が付いていますね。衣服、場所、状況について、強い嫌悪感や拒絶を表し、その状況にある自分の姿を絶対に見られたくないという意味です。「恥ずかしくてとてもできない」「それは勘弁してほしい」「絶対に・死んでも嫌だ」という感覚です。
使い方ですが、deadのすぐ後ろに動詞のING形や前置詞句を続けます。行為をしたくないという場合はING形を、場所や状況を見られたくない場合は前置詞句を続けます。下の例文で確認してくださいね。
wouldn’t be caught dead、直訳して考えると意味を理解しづらい気がします。「~している・~な状態で死んでいるところをつかまらないだろう」とは日本語的には変ですからね。ヒントとして、こんな経験ないでしょうか、「もし自分が急死して、後で家族友人に見られたらまずいな、これは買わないでおこう・これは捨ててしまおう」というやつ。その感覚だと思えばいいです。したがって、このフレーズの意味は「~して・~な状態で死んでいるところを見られるようなことはない(小っ恥ずかしいから)」です。実際、caughtの代わりにseenを使った、wouldn’t be seen deadと言うこともありますよ。
恥ずかしい衣装を着たくない、こんなこと・あんなことをしているのを見られたらまずい、そんな感じの時に使えるフレーズです。
~今日のフレーズ~
wouldn’t be caught dead 死んでも嫌だ
■例文
(1) I wouldn’t be caught dead wearing such a dress.
(そんな服は死んでも着ないよ。)
(2) Louisa thinks Bill is a creepy guy. She wouldn’t be caught dead with him.
(ルイーザはビルをキモいと思っている。ビルと一緒なんて死んでも嫌だってさ。)
■Today’s One Word
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!