■be acquitted on
英語の練習をしていると、必然的にアメリカ合衆国の情報に触れることが多くなります。アメリカは訴訟大国と呼ばれるほど裁判の多い国です。そこで、訴訟関連ニュースで使われる表現をひとつ取り上げます。
■今日のフレーズ
be acquitted on ~の容疑について無罪判決を言い渡される
■例文
(1) Eventually, John was acquitted on a shoplifting charge.
(最終的に、ジョンは万引き容疑について無罪となった)
(2) The accused was acquitted on two of the charges.
(被告人は容疑のうち、ふたつについては無罪となった)
be acquitted on [何々] は、「…の容疑について無罪判決を言い渡される」という意味です。前置詞はonの他にofも使われます。
一般の英単語集などでも、基本的な法律英語は紹介されていますが、動詞acquitはあまり目にしないかと思います。この機会に、法廷関連の言葉として自身の語彙リストに加えてあげましょう。
動詞acquitは「無罪であるとを決定・宣言する、無罪判決を言い渡す」、「釈放・放免する」という意味の他動詞です。主語が裁判所や裁判長であれば、acquitを用いることになりますが、一般的に、ニュース等では被告が話題になることが多いですよね。そのため、受身の形で目にすることの方が多いです。触れる頻度を考えて、be acquitted on (or of) と、前置詞込みでフレーズ全体を覚えてしまいましょう。
他の語彙の補足もしておきます。「原告」はthe plaintiffと言います。また、「被告」は例文(2)にあるthe accusedか、the defendantと言います。厳密には、defendantは刑事・民事どちらでも使われる被告のことで、accusedは刑事裁判の被告となります。英字メディアでニュースを読む時の参考にしてください。
■音声確認
■Today’s One Word
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!