■an olive branch

西洋文化の典型的な表現です。

■今日のフレーズ

an olive branch

仲直り・和解の申し出、和平提案

■例文

(1) Management held out an olive branch to the strikers.

(経営陣はスト中の労働者に和解案を申し出た)

(2) The winner extended an olive branch to his opponent by calling him a great player.

(勝者は相手を偉大な選手だと言って思いやった)

■解説・コメント

植物のオリーブ(olive)が平和の象徴とされていることを知っている人は多いと思います。西洋文化圏ではオリーブは単に食用としてだけでなく、その歴史・文化において重要な位置を占めているのですね。

olive branchが含まれる英文を、Google翻訳などで日本語に訳させると「オリーブの枝」と返ってくると思います。もちろんオリーブの枝で間違いないのですが、平和の象徴とされるところから「仲直り・和解の申し出」「和平提案」の意味で用いられているのです。

olive branchの基本的な使い方ですが、仲直りや和解というのは一方が他方に提案するものです。そこで、「和解を申し出る・提案する」と言う時によく使われる動詞もあわせて覚えておきましょう。

  • offer an olive branch
  • hold out an olive branch
  • extend an olive branch

実例を見ると、だいたいこれら3つの動詞で表されています。offer (申し出る、提示する), hold out (差し出す、差し伸べる) はわかりやすいですね。extendは「伸ばす、拡張する」と最初に覚えることが多いですが、手や足を伸ばす意味もあることから、ここでは「差し出す」ということです。決してオリーブの枝を伸ばすのではありません。

olive branchは政治経済系の文章でよく見られますが、もちろん日常会話でも使われます。けんかや揉め事はどこにでも起こり得ますからね。また、例文(2)のような感じで、広い意味で善意や好意の意味でも使われることがあります。試合が終われば対立関係にはないという意味なのは言うまでもありません。

■メモ

オリンピックなど、スポーツ競技の勝者に冠を贈る習慣があります。月桂樹(ローリエ、ローレル)だと思う人も多いようですが、実際はオリーブです。古代ギリシャ神話の流れからざっくり言うと、スポーツではオリーブ、芸術分野では月桂樹の冠とのことです。

■音声確認

■Today’s One Word

今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

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