■step on the gas / Step on it.
車の「アクセル」は和製英語なのですが、その関連です。
■今日のフレーズ
step on the gas
アクセルを踏む、スピードを上げる、急ぐ
Step on it.
急いで!
■例文
(1) Don’t step on the gas when you make a turn.
(曲がる時はアクセルを踏まないこと)
(2) Step on the gas. We are going to be late. Step on it! Go, go, go!
(急げ。遅れるぞ。急げ。行け、行け、行け!)
■解説・コメント
step on the gasで「アクセルを踏む、スピードを上げる」の意味です。そこから「急ぐ」、また比喩的に「本気を出す」という意味でも使われます。
gasと言われると気体のガスが思い浮かびますが、ここでは車のアクセルペダルのことです。アクセルペダルのことをgas pedalと呼ぶのですが、運転手が踏む(step on)のはアクセルかブレーキなので(マニュアル車ならクラッチもですが)、gasだけで通用するというわけです。
Step on it.という言い方もあります。こちらは常に命令文の形で使うフレーズで、「早く行ってください」と頼んだり命令したりする時の定形表現です。
step on the gasについてはこの説明で十分だと思いますが、補足があります。「アクセル」です。これは和製英語なので、車の話をする時にアクセルを英語っぽく発音しても伝わりません。このカタカナ語の元である英語は
accelerator
です。こちらを使うことももちろんありますが、gasと言う方が発音的に楽ですね。
少し気になるのがフィギュアスケートの「アクセル」です。回転スピードの連想で、車のアクセルのことだと思っている人がいるかも知れませんが、こちらはAxelという別の言葉。Axel jumpと言われ、ノルウェーのスケート選手アクセル・パウルゼン(Axel Paulsen)の名前を取ったものです。同様の例は、体操の平行棒の技「モリスエ」。こちらは森末慎二氏から。
知らない場合も多々あるのですが、英語の勉強ではカタカナ語、和製英語に気をつけましょう。
■音声確認
■Today’s One Word
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!