視力の表し方
若い頃は、親の視力をからかっていましたが、自分もその歳になりました。老眼です。コレ、想像以上に厳しい世界です。私はもともと極度の近眼で、それに加えて今度は老眼ですから、今では遠くにあるものも、近くのものも見えづらいわけです。遠近両用メガネを使い始め、どうにかやりくりしております。
ということで、視力のお話です。上述の「老眼」ですが、日常表現では
- aged eyes
- old sight
などのように表すようです。”aged”は「年をとった、高齢の」、”sight”は「視力、視覚」です。眼科などの専門的な立場では、”presbyopia”という言葉を使います(発音はコチラ)。ちなみに、「老眼鏡」は”reading glasses”と言います。「読書用メガネ」という婉曲的な言い方をするんですね。
アメリカでヘリコプターの操縦士養成所を訪問する機会がありまして、操縦士になるための基本要件は何かという話になったんです。
「ド近眼はダメで、20/20はないとね」
とおっしゃる。そばにいた日本人から、
「あれ、どういう意味?」
と聞かれましたが、私も知らない言い方でした。
「視力測定の仕組みは違うようだけど、視力が良くないとダメなのは間違いない」
と答えておきました。実に当たり前の答えでしたな。
20/20 (twenty-twenty)って?
アメリカでこのような話題を経験したため、調べてみました。20/20は、日本の1.0です。良いというよりは妥当な視力です。アメリカでは、視力検査のとき、20フィート(約6m)離れた所から指標番号 20 の文字が見えると、「普通の視力」と見なされます。これが20/20です。日本では視力検査の距離は5mとされています。単位が違いますが、だいたい同じ距離から視力検査をしていますね。日常会話レベルであれば、誤差の範囲と考えて差し支えないでしょう。
20/40 visionは、「視力20/20の人が40フィートの距離から認識できるものを20フィートの距離でしか認識できない」という意味です。日本式で表したければ、最初の20を後ろの数字で割ればよいですね。20/40 visionの人は視力0.5ということになります。その他は以下の通りです。
- 20/10→視力2.0
- 20/25→視力0.8
- 20/50→視力0.4
- 20/100→視力0.2
- 20/200→視力0.1
ざっとこんな感じ。分母が大きくなるほど、視力が悪いということです。
最後に、視力の英会話表現も紹介しておきます。
How’s your eyesight?
(視力はどうなの?)
I have 20/20 (twenty – twenty) vision.
(1.0です)
また、次のような言い方も覚えておくとよいでしょう。
I’m short-sighted.
(近眼です)
I’m long-sighted.
(遠視です)
I’m astigmatic.
(乱視です)
I have 20/20 vision with the naked eye.
(裸眼で1.0です)
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!