■give it a try

一語で済むのに語数を増やした言い方を使うことがあります。

■今日のフレーズ

give it a try

それを試してみる・やってみる

■例文

(1) I’ve never done bouldering, but I think I’ll give it a try.

(ボルダリングの経験は全くないが、やってみたい気はする)

(2) There’s no point in putting money in the bank. Maybe I should give stocks a try.

(預金するなんて意味がない。株でもやってみるかな)

■解説・コメント

何かを試す、やってみると言いたい時、動詞tryが思い浮かぶと思います。基本通りに、I want to try it. (それをやってみたい) のように表せばオーケーです。

ところが、口語表現ではgive it a tryという言い方もあり、日常会話でよく登場します。「それを試してみる・やってみる」の意味で、try itと言うのと特に違いはありません。細かく突き詰める言語学や文法論的には差異があるのかも知れませんが、日常英語としてはイコールです。

覚え方としては、give it a tryを丸ごと。通常の会話では、例えばスポーツや料理などの話題が上がり、その経験があるかないか、なければ「やってみよう」「やってみては?」という流れになります。ですので、その話題になっている物をitとしますから、give it a tryの丸暗記で用が足りるのです。例文(1)を参考にしてください。

ただし、必ずitを使えということではなく、例文(2)のような言い方もできます。フレーズを使い慣れてきたら、give … a tryというふうに、itを他の語に置き換えて「…を試す」と言えるようにしていけばよいでしょう。

try itで済むのに、なぜ語数を増やしてこんな言い方をするのだろうと思うかも知れません。どうやら、言葉のリズムが関係しているようです。下の音声確認動画で聞こえるように、give it a tryは「ギヴィラトライ」のように発音され、ちょっとだけ長い分「try itと言うよりもリズムがあるかなあ」くらいの感じ方はできるような気がします。ネイティブスピーカー(母語話者)の語感の話になるので、私たちが完全に共感できるものとは言えないですけどね。

give it a tryはひとまとまりの音で発音されますから、音も意識して覚えておきましょう。give – it – a – tryと分けて発音する人はほぼ皆無ですので。

なお、give it a tryの同義表現もあります。こちらの記事をご覧ください

■音声確認

■Today’s One Word

今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

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