■have an attitude
中立的な意味の名詞が悪い意味で用いられることがある (1)
■今日のフレーズ
have an attitude
態度が悪い、高慢・高飛車・反抗的な態度を取る
■例文
(1) I used to have an attitude in my teens.
(私は10代の頃は態度が悪かった・反抗的だった)
*in one’s teens 10代の頃
(2) Hey, you’ve got an attitude. Don’t you realize that?
(おい、君は態度が悪いな。そのことに気付いてないのか?)
(3) Don’t give me an attitude.
(何だよ、その態度は/偉そうにしないでよ)
(4) In this class, I will not tolerate any student with an attitude.
(この授業では、態度が悪い生徒は許しません)
*tolerate 容認・許容する
■解説・コメント
中立的な意味の名詞が、悪い意味で用いられることがある、第1回です。
have an attitudeは「態度が悪い」「高慢・高飛車・反抗的な態度を取る」という意味です。
attitudeは「態度」で、本来は中立的な意味です。しかし、an attitudeがa bad attitudeの意味になることがあるのです。最も多く使われるフレーズがhave an attitudeです。「…は態度を持っている」と直訳し、どんな態度を持っていそうか考えてみましょう。だいたい、良い意味ではなさそうだと想像できるのではないでしょうか。であれば、badを付けなくてもいいや、という発想なのでしょう。
例文(2)では、have got an attitudeという形を取っていますが、口語ではhave got = haveです。(3)はgive an attitudeという形ですが、理屈は同じです。(4)も同様で、「態度を伴った生徒」とは「態度が悪い生徒」のことなのです。
このように、an attitudeと言うと、bad attitudeの解釈になる場合があるので、特定の様子をきちんと伝えたければ、good (良い) やstrange (奇妙な) などの形容詞を付けて表しましょう。
念のため、本来中立的な意味の名詞を悪い意味で使うのは、英語の一部です。
■音声確認
■5秒英単語
ambulance
(救急車)
このつづりを見て「アンバランス」だと思ってしまう人が時々います。
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!