🌟「猫も杓子も」を英語で
日常英会話やニュース記事でもたまに見かける、ちょっと不思議な英語フレーズ、every Tom, Dick and Harryを紹介します。日本語の「猫も杓子も」や「誰かれ構わず」に近い表現で、「あらゆる人」「どこの誰でも」という意味があります。
💡今日の英語フレーズ
every Tom, Dick and Harry
- 猫も杓子も
- 誰でも彼でも
- 一般人すべて
- あらゆる人/素性を問わない不特定多数
■例文
(1) Every Tom, Dick, and Harry has something to say about education.
(教育については、誰でも言いたいことがあるものだ)
(2) The sale attracted every Tom, Dick and Harry from across the city.
(このセールには、街中からあらゆる人が集まりました)
*attract 引きつける
(3) The event was supposed to be private, but every Tom, Dick and Harry showed up.
(このイベントは非公開のはずだったが、大勢の人がやって来た)
*show up 現れる、姿を現す
📝解説:普通の人を皮肉っぽく表す言い回し
every Tom, Dick and Harryは、特定の人物ではなく「誰でも」や「無名の大勢の人」を意味する表現です。日本語で言えば「猫も杓子も」「どこの誰でも」といったニュアンスが近く、特に批判的・皮肉っぽい場面で使われることが多いです。次のような場面でこのフレーズが使われます。
- 「こんな大事な会議に誰でも入ってきていいの?」
- 「最近はどんな素人でもコメントしてるよね」
- 「プライベートなイベントのはずだったのに、知らない人だらけ」
この表現の起源は16世紀までさかのぼり、シェイクスピアの作品にも登場します。Tom、Dick、Harryは英語圏では昔から一般的な男性名だったため、「どこにでもよくいる普通の男たち」の象徴として使われてきました。やや古めかしく、やや男性中心的な響きもあるため、現代ではanyone and everyoneなどの中立的表現が好まれるようになっています。
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🎍5秒英単語:今日のプチ学び
bamboo
(竹)
単語の後ろ、「ブー」に強勢を置いて発音します。竹は家具や食器などで、エコ素材としても利用されていますね。
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!