±数値に幅を持たせる便利表現 – give or takeの使い方

厳密な数値を提示する必要がない時、誤差を許容したい時に使えるのがこの表現です。会話からビジネスまで幅広く使えます。

💡今日の英語フレーズ

give or take
おおよそ、…くらい、…前後、誤差を含めて、プラスマイナスはあるけれども

📝例文

(1) The town is about 50 miles away, give or take a few miles.
(その町はおよそ50マイル先です。数マイルの誤差はありますが)

(2) The project should take six months, give or take.
(このプロジェクトはおおむね6か月ほどかかるでしょう)

(3) We raised $10,000 for the charity, give or take a couple of hundred dollars.
(チャリティーにおよそ1万ドル集まりました。数百ドルの誤差はありますけど)

(4) The population is around 80,000, give or take.
(人口はおよそ8万人前後です)

💬フレーズ解説

give or takeは、「おおよそ、…くらい、…前後、誤差を含めて、プラスマイナスはあるけれども」という意味の定形フレーズです。直訳すると「与えるか取るか」ですが、実際には数値や時間などに多少の誤差があることを示す、主に口語で使われる慣用表現です。正確な値ではなく、概算を示す際に用います。よく知られているgive and takeとはまったく別の表現です(下記参照)。

直訳の「与えるか取るか」は、数量と関係がなさそうに見えますが、「その数字から少し足す(give)か引くか(take)」というニュアンスから、「前後」「誤差」という意味に発展しました。

フォーマルな会話や文書ではaboutapproximately (約、およそ) が使われますが、日常的な会話では、give or takeも多く使われます。

🌱豆知識

give or takeが数値や時間について「前後」や「おおよそ」を表す表現であるのに対し、give and take持ちつ持たれつの関係を意味する全く別の表現です。日本語でも「ギブ・アンド・テイク」と言っていますね。両者は見た目は似ていますが、意味も用法も異なりますので混同しないよう注意が必要です。

🎧音声で確認

✅まとめ

give or takeで「だいたいこれくらい」「少し差はあるけど」というニュアンスを簡潔かつ自然に伝えることができます。数字を扱う場面で、ぜひ使ってみましょう。

☕5秒英単語:今日のプチ学び

rest
(休憩、残り;休む)

「休憩、休息」という意味の名詞、「休む、休憩する」という意味の動詞です。また、物や人の「残り」という意味も。「休憩」か「残り」かは、a restが「休憩」、the restが「残り」と覚えましょう。

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今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

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