🍎🍊似て非なるものを比べるときの表現
一見同じように見えても、実際にはまったく性質が異なるものを比較しても意味がない場合があります。そのような状況を英語ではcompare apples and orangesと表します。
💡今日の英語フレーズ
compare apples and oranges
比較にならない、本質的に比べられないものを比べる、まったく異なるものを比較する(ので不適切である)
📝例文
(1) Trying to compare classical music with modern pop is like comparing apples and oranges.
(クラシック音楽と現代ポップを比べるのは、リンゴとオレンジを比較するようなものだ)
(2) You can’t compare apples and oranges when discussing art and science.
(芸術と科学を議論する時に、リンゴとオレンジを比べるようなことをしてはならない)
(3) Comparing his casual hobby to her professional career is like comparing apples and oranges.
(彼の趣味を彼女の専門的なキャリアと比べるのは、まったく不適切です)
(4) The manager reminded the team not to compare apples and oranges when evaluating different projects.
(マネージャーは、異なるプロジェクトを評価する際に、不適切な比較をしないよう注意した)
💬フレーズ解説
compare apples and orangesは「比較にならない、本質的に比べられないものを比べる、まったく異なるものを比較する(ので不適切である)」という意味です。日本語では「月とスッポン」に相当します。
直訳すると「リンゴとオレンジを比べる」となります。両者は果物という点では共通していますが、分類・味・質感などは大きく異なりますから、直接比較するのは不自然です。ここから転じて 「本質的に異なるものを比較するのは無意味である」という意味で用いられるようになりました。
compare apples and orangesのほか、like comparing apples and orangesの形も使われます。学術的議論、ビジネス比較、日常会話まで幅広く使われます。
🌱豆知識
北米英語ではapples and orangesが定番ですが、イギリス英語ではchalk and cheese (チョークとチーズ) という比喩が一般的です。
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😨5秒英単語:今日のプチ学び
impossible
(不可能な、あり得ない)
物事が起こったり実現したりすることが全くありえない状況を表します。また、口語では「こんなことあり得ない!」「あんな人あり得ない!」という気持ちを表しても使われます。
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!