■branch out
どんな有名人も、どんなに大きな会社も最初は小さなスタートです。ひとつひとつ目標を達成し、逆境にもめげずひたすら前進してきたのでしょう。いろいろな事例がありますが、ひとつのことだけに注力している場合もある一方、異分野に進出する例もよく見られます。新たな取り組みを指して、「活動の幅を広げる」「手を広げる」と言います。では、これを英語ではどう表すでしょうか。今回のフレーズは、
branch out
です。branch、「木の枝」と最初に覚えることが多いですが、ここでの扱いは動詞です。「外側に枝を広げる」というイメージを得やすいと思います。日本語では「手」を広げますが、英語では「枝」を広げるのですね。例え方がちょっと違うところがおもしろいです。
考えてみると、中心から外に広がっていくさまを表す漢字に「支」があります。「ささえる」の意味の他、「支店」や「支流」のように、「わかれる、えだわかれする」の意味もあります。「枝」は木偏が付いていますが、意味の根っこは同じなのでしょう。会社の支店が増えるのもまた、branch outなのだと考えることができますね。ちなみに「支店」の英語はbranchです。
今取り組んでいることが発展したら、次はどんな分野にbranch outしたいですか?
~今日のフレーズ~
branch out 活動の手を広げる
■例文
(1) That famous designer has recently branched out into children’s wear.
(その有名なデザイナーは最近子供服に進出した。)
(2) The singer has just branched out as a painter. He’s versatile.
(その歌手は画家としても活動を始めたよ。多才な人だ。)
■Today’s One Word
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!