some, any, no, 使えてますか?
some, any, noを会話で上手に使えると嬉しくなります。関連記事も合わせてお読み下さい。きっと役に立ちますよ。
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some, any, noの間のルール
詳細は上で紹介している参考記事各所で述べていますが、some, any, noの間で成立しているルールをまとめたいと思います。
- “some + 複数名詞” = 「いくつかの~」
- someは疑問文ではanyに化ける。
- someは否定文でもanyに化け、”not…any”は「ひとつも~ない」、つまりゼロという意味になる。
- “not…any” = “no”の関係が成り立つ。
基本例文で確認してみましょう。
(1) I have some friends in the U.S.
(私にはアメリカに何人か友人がいる)
(2) Do you have any friends in England?
(イギリスに何人か友だちはいますか?)
(3) I don’t have any friends in France.
(私はフランスには友人が一人もいない)
= (4) I have no friends in France.
some, any, noがくっついた単語たち
some, any, noの使い方を理解すると、関連語が楽に使えるようになります。英語には、someやanyやnoが含まれている単語がありますよね。something, anything, nothingというように。これらにも、some/any/noのルールが当てはまります。
英会話でsome, any, noのルールを意識することが多い単語グループは次の3つです。例文を見て確認していきましょう。
something, anything, nothing
somethingは「何か不特定のもの」、anythingは基本的にはsomethingの疑問・否定バージョン、nothingは「ゼロ個のもの=無」という意味です。肯定文で使われるanyについてはこちらをお読み下さい。では、some, any, noがくっついた-thingの例文を見てみましょう。
(5) I have something to tell you.
(伝えたいことがあります)
(6) Do you have anything to tell me?
(私に言いたいことはありますか?)
(7) I don’t have anything to tell you.
(伝えたいことはありません)
(8) I have nothing to tell you. (=(7))
(9) Nothing happened.
(何も起こらなかった)
重要:any…notという語順はない
例文(9)ではnothingを使っていますが、これを×Anything didn’t happen.と言い換えることはできません。some, any, noに関する一連のルールの中に、”not… any = no”がありますが、”not…any”は語順も含めてのルールです。“any…not”という語順は英語には存在しません。意味は通じそうに思えますが、×Anything didn’t happen.と言うと、100%訂正されちゃいます。
someone, anyone, no one / somebody, anybody, nobody
someoneは「誰か不特定の人」、anyoneは基本的にはsomeoneの疑問・否定バージョン、no oneは「ゼロ人の人」という意味です。肯定文で使われるanyについてはこちらをお読み下さい。
注1:-oneと-bodyに違いはあるのかですが、意味上の違いはありません。ただし、-bodyの方が、口語的でくだけた言い方だとされています。補足ですが、”somebody”は「大物」や「重要人物」の意味で使われることがあります。
注2:-oneにsomeやanyがくっついたものは、”someone”, “anyone”と一語になりますが、noの場合はくっつけずに”no one”と離して綴られます。
では、some, any, noがくっついた-one (-body)の例文を見てみましょう。
(10) I want someone (= somebody) to help me.
(誰かに手伝ってほしい)
(11) Do you want anyone (= anybody) to help you?
(誰かに手伝ってほしい?)
(12) I don’t want anyone to talk to me.
(誰にも話しかけてほしくない)
(13) I want no one (= nobody) to talk to me. (=(12))
(14) No one (= Nobody) came.
(誰も来なかった)
重要(再び):any…notという語順はない
上でも説明しましたが、しつこく繰り返しますね。例文(14)ではno oneを使っていますが、これを×Anyone didn’t come.と言い換えることはできません。some, any, noに関する一連のルールの中に、”not… any = no”がありますが、”not…any”は語順も含めてのルールです。“any…not”という語順は英語には存在しません。意味は通じそうに思えますが、×Anyone didn’t come.と言うと、100%訂正されちゃいます。
somewhere, anywhere, nowhere
somewhereは「どこか不特定の場所」、anywhereは基本的にはsomewhereの疑問・否定バージョン、nowhereは「どこでもない場所」という意味です。肯定文で使われるanyについてはこちらをお読み下さい。では、some, any, noがくっついた-whereの例文を見てみましょう。
(15) I want to go somewhere tomorrow.
(明日どこかに行きたい)
(16) Do you want to go anywhere tomorrow?
(明日どこか行きたい??)
(17) It won’t get you anywhere.
(そんなことをしてもどうにもならない))
(18) It will get you nowhere.(=(17))
some, any, noは奥が深い単語です。ぜひ知識を整理して、表現に幅を持たせて下さい。
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!