お決まりフレーズを使いながら上達しよう

決まり文句・成句って、知識として持っていても案外使わなかったりします。ネイティブが使うのを聞いて、「あ~、知ってるのに使えてないんだよな~」と思うことってあると思いますし、私はかなりあります。知っていることと使えることは別モノなんですよね(Knowing is one thing, using another.)。どうしたら使えるようになるかですが、一つ覚えたら使えるチャンスをじっと待ち、「今だ!」と思ったときに使う、これです。使いたい表現を意識していると、「引き寄せの法則」が働いてチャンスが来ますよ、本当に。

So far, so good.

「今のところ(これまでのところ)順調です」という意味です。”How are you?”と聞かれた時、”I’m fine.”と答えてばかり。いつもとは違う返事を返してみませんか?また、この表現は、仕事の進捗状況を聞かれた時などに使うこともできます。例えば、

A: How is your project going?

(プロジェクトの方はどう?)

B: So far, so good.

(順調です。)

のようなやり取りはよく聞きます。

silver tongue

「口がうまい」「雄弁」という意味です。どこの世界にも話し上手がいます。英語の格言に

Speech is silver, but silence is golden.

(雄弁は銀、沈黙は金)

があります。”silver tongue”は間違いなくこれに由来しているでしょう。”silver tongue”を使って「彼は話が達者だ」「彼は口がうまい」「彼は雄弁だ」などと言いたければ、

  • He is a man with a silver tongue.
  • He has a silver tongue.

と表します。

a two-birds, one-stone thing

日本語でも使用頻度の高い「一石二鳥」のことです。この表記、見た目的に少し読みにくいですよね。どうして間にカンマが入っているんだろうと思います。わかりやすく示すと、

a [two-birds, one-stone] thing

となります。”a [ 形容詞 ] thing”(~なもの)という形に、two-birds, one-stoneを入れたものなんです。

「一石二鳥」の英語、元々の表現は

kill two birds with one stone

(ひとつの石で二羽しとめる)

なんですね。これを崩して使う人が出てきたということですね。

I went to New York on a business trip.  While I was there, I visited my relatives.  It was a two-birds, one-stone thing.

(出張でニューヨークに行ってさ。滞在中に親戚の所に行ったの。一石二鳥だったよ。)

のようにさらっと言えたら嬉しくなりますよ。

今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

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