こんにちは。英語・英会話コーチ工藤 裕です。
日本語のカタカナ表現は、日本人の勘違いや造語が定着した場合が多く、正しい英語を反映しているとは限りません(和製英語)。英語での本来の使い方を学ぶ必要があります。
日本語ではこう言いますが
フリーダイヤル
英語では
toll-free (通話料無料の、で)
Comments (ひとこと)
通販はネットで注文するのが一般的になりましたが、テレビの通販番組は相変わらず人気です。「今から受付開始!」と言われて思わず電話してしまった経験はありませんか?
こんな時にありがたいのが「通話料無料」。通信販売というものが世の中に出始めた頃は0120はまだありませんでした。通話料はお客が負担していたんです。
さて、この0120で始まる番号が紹介される時に「フリーダイヤル」と言いますが、これは和製英語です。確かにfreeには無料という意味がありますが、free dialという表現は英語では使われません。toll-freeと言うんです。
tollは複数の意味を持つ多義語ですが、そのひとつに「長距離電話料」という意味があるのです。それと「無料」を意味するfreeを組み合わせてtoll-freeとなります。
日本では「フリーダイヤル」と表していますが、free dialと言っても通じませんし、今の若い人なら、「ダイヤルって何?」と言う人も多いことでしょう。
なお、日本では0120ですが、北米では1-800-●●●-●●●●となります。
Examples (例文)
Example 1
In Japan, phone numbers that start with 0120 are toll-free.
(日本では0120で始まる番号が通話料無料です。)
Example 2
Call toll-free now at 1-800-123-4567!
(今すぐフリーダイヤル1-800-123-4567にお電話を!)
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!