こんにちは。英語・英会話コーチ工藤 裕です。
日本語のカタカナ表現は、日本人の勘違いや造語が定着した場合が多く、正しい英語を反映しているとは限りません(和製英語)。英語での本来の使い方を学ぶ必要があります。
日本語ではこう言いますが
ボリュームが大きい・小さい
英語では
The volume is high/low.
Comments (ひとこと)
音響機器のスピーカーから流れてくる音の大きさをカタカナで「ボリューム」と言っています。英語のvolumeから来ていて、和製英語ではなく単なるカタカナ表記です。ただし、日本語での使い方が英語と少し違います。
日本語では「ボリュームが大きい・小さい」と言いますよね。これに影響されて、英語でThe volume is big/small.と言う人が多いです。しかし、英語ではvolumeはbig/smallではなく、highかlowで形容します。
また、「音量を上げる・下げる」の言い方ですが句動詞のturn up/downを使い、turn up/down the volume、あるいはturn the volume up/downとします。後者のようにturnとup/downの間にvolumeを置くことも多いので、リスニングでは注意が必要です。
補足ですが、volumeには音量の他に「体積、容積」の意味もあります。
Examples (例文)
Example 1
These noise canceling headphones reduce outside noise, so you don’t have to set the volume so high.
(ノイズキャンセリングヘッドホンは外部の騒音を抑えるから、音量を大きくする必要はないよ。)
Example 2
The volume is too low for me. You know, I’m hard of hearing nowadays.
(音量が小さすぎるんだ。ほら、私は最近耳が遠いからさ。)
Example 3
Can you turn up the volume a little? I can’t clearly hear what they’re saying.
(少し音を上げてくれる?何言ってるのかはっきり聞こえないから。)
Example 4
Turn the volume down. What time do you think it is?
(音を下げなさい。何時だと思ってるの?)
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!