こんにちは。オンライン英語・英会話コーチ工藤 裕です。

日本語のカタカナ表現は、日本人の勘違いや造語が定着した場合が多く、正しい英語を反映しているとは限りません(和製英語)。英語での本来の使い方を学ぶ必要があります。

日本語ではこう言いますが

クレーム

英語では

  • complain (動詞)
  • complaint (名詞)

Comments (ひとこと)

お店や役所などに苦情を述べることを「クレームをつける」と言いますね。この「クレーム」は日本語、和製英語です。

確かに、英語にはclaimという単語が存在します。カタカナの「クレーム」はclaimが由来であることは間違いありませんが、意味が違うのです。claimは「意見などを主張する」で、そのニュアンスは健全です。議論などで使う言葉ですから。「文句を言う」という意味では使われないのです。輸入語として取り入れた時、何か勘違いがあったのでしょうね。想像するに、欧米人の主張、意思表示が「熱い」ので、文句を言われているように感じられたのかも知れません。

では、私たちが言う「クレーム」、つまり「苦情、不平不満」を英語ではどう言えばいいのか。上で示してあるように、動詞はcomplain [コンプレイン]、名詞はcomplaint [コンプレインT]です。いわゆる「クレーマー」はおわかりですね?complainer [コンプレイナー]となります。こういう知識で差をつけて行きましょう!

Examples (例文)

Example 1

Clerk A: Oh, not again! That customer!
(ああ、まただよ!あのお客さんだ。)

Clerk B: Oh, Ms. Complainer.
(ああ、クレーマーおばさんか。)

Clerk A: She complains about everything she sees and hears.
(見るもの聞くものすべてにクレームをつけるからな。)

Clerk B: She is made of complaints.
(クレームでできてるんだよ。)

Example 2

We have received one hundred complaints from our customers this week.
(今週、お客様から100件のクレームを受けている。)

Example 3

A group of customers complained about the waiter’s attitude.
(お客のグループがそのウェイターの接客態度についてクレームを入れた。)

今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

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