お酒、飲みますか?2022年1月現在、新型コロナウィルスの影響により、私たちの生活はまだ制約を受けた状態です。コロナ以前のように気軽に飲食に出かけることは少なくなっています。それでも工夫をして、限られた人数、限られた時間で楽しむことはできますね。オンラインで飲食を楽しむスタイルも悪くはないと思います。疑似ではありますが、何もしないでがまんするより、できることをして楽しむ方が健全というものです。

今回は、基本的なものも含め、飲酒関連の英語フレーズを紹介します。リアルであれ、オンラインであれ、誰かとグラスを交わす時に思い出してもらえたら嬉しいです。

まずは乾杯から。「乾杯!」の掛け声がCheers!だというのはよく知られていますね。

■乾杯

(1) Cheers!
(乾杯!)

では、飲み会の冒頭で言うような「乾杯しようよ」はどうでしょう。掛け声ではなく「乾杯する」という動作の言い方を知っていますか?意外な単語が使われるフレーズです。それがこちら。

(2) make a toast
(乾杯する)

パンを焼くわけではありません。そして、「乾杯しましょう」と言いたい時は、例えば次のように言います。

(3) Okay, everyone. Let’s make a toast!
(それでは皆さん、乾杯しましょう!)

そして掛け声としての「乾杯」でCheers!と言うわけですね。では、酔いに関する表現を見ていきましょう。

■酔いの状態について

「酔っている」の基本語はdrunkですね。

(4) I’m a little drunk.
(私、少し寄っちゃった。)

「ほろ酔い」はa little drunkでもよいのですが、tipsyという単語もあります。

(5) I feel tipsy.
(私、ほろ酔いって感じ。)

厄介なのは泥酔です。自分が泥酔すると、翌日は忘れてケロッとしていますが、周囲の人は大変ですからね。口語でよく使われるのは、wastedです。

(6) Everyone was wasted at the party.
(パーティでは誰もが悪酔いしていた。)

フォーマルな単語ではinebriatedがあります。「酩酊状態」という感じです。アルコールとは無関係に「陶酔」の意味でも使われます。

(7) He was helplessly inebriated last night.
(彼は昨夜、どうしようもないほど酔っ払っていた。)

どこの言語でもそうなのかも知れませんが、悪い酔い方の表現はたくさんあります。調べればいくらでも出てきますよ。ここでは紹介し切れませんので、興味があれば検索してみてください。

さんざん飲んだ後に待っているのは二日酔いです。お酒を飲む習慣がある人なら、一度は経験しているだろうと思います。頭痛が嫌ですね。英語ではhangoverと言います。

(8) Oh, no! I have a hangover.
(まいったな!二日酔いだよ。)

では、逆に酔っていない状態はどうでしょう。酔っていないことを素面(しらふ)と言いますね。英語ではsoberと言います。

(9) He is always sober, isn’t he?
(彼はいつもシラフだよね。)

■「お酒に強い・弱い」を英語ではどう言うの?

お酒に強いか弱いかを英語で表す場合には注意が必要です。日本語の言い方をそのまま英語に当てはめても伝わらないのです。次のようには言いません。

×I am strong/weak.
×「お酒に強い/弱い」と言うつもりの場合)

通じそうな感じがしますが、伝わりません。strongをじ~っと見つめていると、意味の中心にあるのは腕力や筋力のようなイメージだとわかりますね。strongはそういう「強さ、強度」の語です。アルコールに対して腕力を見せつけるわけではない、という理解で差し支えないでしょう。ただし、人ではなく、お酒という飲料が強い・弱いという話をするのであれば、This drink is strong/weak.のように言います。アルコールの強弱はstrong/weakでよいのです。

お酒に強い・弱いを表す場合、英語表現集では次のフレーズがよく紹介されます。

(10) I can/can’t hold liquor.
(私はお酒が強い/弱いんだ。)

hold liquorは定型表現として丸暗記してしまいましょう。このフレーズを忘れたとしても、他の表現で表すことも、もちろん可能です。

(11) I can/can’t drink a lot.
(私はたくさん飲めます/たくさんは飲めません。)

アルコールは飲めないと伝えたい場合は、

(12) I can’t drink (at all).
(私は(まったく)飲めないのです。)

などと言えばパーフェクトに自然な英語です。hold liquorを知らなかったとしても問題なしですね。

■日本と欧米の飲酒習慣について

欧米の人たちは、飲酒時の態度については日本人よりも深刻に受け止めます。人前で悪酔い、泥酔することはみっともないこととみなされます。その場合、アルコール依存症と受け取られることもあり、人事査定などにも影響します。日本では、自分の悪酔いエピソードを武勇伝として語る人がいます。これは、日本では「仕事でつらいことがあったのだろう」などのように、宴席と昼間の活動を切り離して考える伝統(?)があるからです。しかし、欧米人にはそのような「武勇伝」は通用しません。飲酒に対する意識が基本的に異なるのです。

今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

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