■eavesdrop on [誰々]
聞き慣れない単語かも知れません。
■今日のフレーズ
eavesdrop on [誰々]
…を盗み聞きする、立ち聞きする
■例文
(1) I didn’t mean to eavesdrop on your talk.
(あなた方の会話を立ち聞きするつもりはありませんでした。)
(2) I didn’t mean to eavesdrop, but I just overheard you.
(立ち聞きする気はなかったのですが、ついあなたの話が聞こえてきたのです。)
■解説・コメント
eavesdrop on [誰々] は「…を盗み聞きする、立ち聞きする」という意味のフレーズです。eavesdrop単体で「盗み聞き・立ち聞きする」を表しますが、対象を明示する場合は前置詞onを使います。
盗み聞き、立ち聞きですから、eavesdropは意図的な行為です。これに対して、意図せずに、通りすがりなどのタイミングで「ふと聞こえる、耳に入る」は、overhearという別の動詞を使います(例文(2))。
ところで、なぜeavesdropなのでしょう。eavesとは、家屋の軒や庇(ひさし)のことです。雨が降ると、庇から水がポタポタ落ち(drop)ますが、最初はこの水をeavesdropと呼んでいました。その後、庇から落ちた雨水がたまった地面をeavesdropと呼ぶようになります。さらに後になると、「雨で水たまりのできやすい場所である軒下に立ち、家の中の話し声に耳をそばだてる」ということで、現在の意味になったのです。昔の家屋なら、軒下にいれば十分聞こえてきたのでしょうね。
■音声確認
■Today’s One Word
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!