■be bummed out
失敗したり、期待外れのことが起こったり、不運に見舞われたりした時、日本語なら「がっかり」という言葉を使います。カジュアルなら「へこむ」とも。丁寧に言い換えるとすれば、「気落ち」「意気消沈」「落胆」や「動揺」とも言えるでしょう。気持ちの落ち込みを表わす言葉はたくさんあり、それは英語も同様です。
今回紹介するのは、
be bummed out
です。辞書を見ると俗語と書かれていると思いますよ。日常の会話で使われるもので、かしこまった場面では別の言い方をした方がいいでしょう。友だち同士で使うのに向いているフレーズです。
bummedの語幹のbumにはさまざまな意味があります。「怠け者、ぐうたら」「浮浪者」が筆頭。人を見下した意味合いで「無能、役立たず」の意味もあります。また、下品なニュアンスで「お尻」を指すことも。
動詞としても使われ、「(人に金品などを)たかる、せびる」という意味も。まあ、私たちのように日々道徳的に、一般常識にもとづいて生活し、英語をマスターしようとしているなら使う必要のない言葉ではありますなあ。
これらの意味と関連づけて、be bummed outの意味を覚えるイメージの工夫ができると思います。例えば、誰かだらしのない生活をしている人(bum)に高額な金品をせびられたり(bum)、たかられたら(bum)、嫌な気持ちになりますよね。「自分にこんなことが起こるなんて」などと思い、「がっかり」しますし「へこむ」ことになります(be bummed out)。ちなみに、outは使っても使わなくてもオーケーで、意味は変わりませんよ。
bumは元々が好ましくない人や行為を表わす単語なので、be bummed outと言うと、その意味はともかくとして、フレーズ本体が粗野に響くと思います。放送禁止ワードとまでではないですけどね。これを使う時は相手を選ぶのが安全かと。仲の良い友だちなどに限定しておきましょう。
~今日のフレーズ~
be bummed out がっかりして、へこんで
■例文
(1) John failed his driving test again. He’s pretty bummed out.
(ジョンのやつ、また運転免許の試験に落ちたんだ。落ち込んでるよ。)
(2) Hey, what’s the matter? Why are you so bummed out?
(ねえ、どうしたのさ。どうしてそんなにへこんでるの?)
■Today’s One Word
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!