■hit a traffic jam

住んでいる地域によって車の流れは違いますが、大都市は大変だと思います。私が住む札幌市、中心部は混み合いますが、町外れは通常はそんなに混雑していません。しかし、冬の交通は大変です。雪が降ると、路面凍結に注意するので全体的に速度を落としますし、道幅が狭くなるので渋滞しやすくなります。

交通渋滞を英語ではtraffic jamと言います。trafficは不可算名詞で「交通(量)、通行(量)、往来」、jamは食べ物のジャムのごちゃごちゃ、ぐちゃぐちゃしたイメージで「混雑」です。traffic jamは学校の授業で習ったことがあるかも知れません。

渋滞は気分的によろしくないですが、「渋滞につかまる、巻き込まれる、はまる」を英語ではどう言えばいいでしょう。今回紹介するのは

hit a traffic jam

です。直訳だと「渋滞を打つ、渋滞にぶつかる」という感じ。実際にぶつかると事故ですが、もちろん誇張ですね。動詞hitを使うとインフォーマルな言い方に感じられますが、hitが用いられるようになったきっかけはあるとのことです。

昔(今もかな)、木材産業では森林で伐採した木の輸送に川を利用していました。この時、一本の丸太が川の途中で止まってしまうと、次の丸太がそれにぶつかってストップします。これが何度か続くと、後から流れてくる丸太はどんどん滞留していきます。丸太の群れ(jamですね)に、後続の丸太が「ゴン」とぶつかって、そこで止まる様子をhitと表したのが現在も表現として残り、車の渋滞でも使われているのです。

「渋滞に巻き込まれる」は他の言い方もあります。教科書などでは、be (or get) caught in a traffic jamと紹介されていることが多いでしょう。「つかまる」ですね。また、be (or get) stuck in a traffic jamとも言い、これは「はまる」というニュアンスに近いです。また、Traffic is backed up.という表現もありますよ。back upは「サポートする」「データのバックアプ(コピー情報)を取る」など、複数の意味を持つのでややこしく思えますが、話の流れで判断できます。これら代表的な言い方を知っておけば、英会話では十分だと思います。

渋滞が予測できる時には早めに出発したり迂回経路を把握しておくのが基本です。雪の多い地域の苦労は、寒い日は少しでも長く布団の中にいたいにもかかわらず、夏場より早起きしなければいけないことです。早朝の雪かきもありますので(運動になるというメリットもありますが)。

~今日のフレーズ~

hit a traffic jam 渋滞に巻き込まれる

■例文

(1) We hit a traffic jam when we were going to the new amusement park.

(新しい遊園地に行く時、渋滞に巻き込まれました。)

(2) Our coach hit a traffic jam and got to Narita an hour late.

(私たちが乗ったバスが渋滞に巻き込まれ、成田空港には一時間遅れで到着した。)

■Today’s One Word

今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

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