■hit a traffic jam
渋滞をhitすると言っても、解消するという意味ではありません。
■今日のフレーズ
hit a traffic jam
渋滞に巻き込まれる
■例文
(1) We hit a traffic jam when we were going to the new amusement park.
(新しい遊園地に行く時、渋滞に巻き込まれました。)
(2) Our coach hit a traffic jam and got to Narita an hour late.
(私たちが乗ったバスが渋滞に巻き込まれ、成田空港には一時間遅れで到着した。)
■解説・コメント
hit a traffic jamは「渋滞につかまる、巻き込まれる、はまる」という意味のフレーズです。「交通渋滞」を英語ではtraffic jamと言います。trafficは不可算名詞で「交通(量)、通行(量)、往来」、jamは食べ物のイメージから「混雑」です。
hit a trafficを直訳すると「渋滞を打つ」となります。そこから「渋滞にぶつかる」というイメージになります。実際にぶつかるのは事故ですから、あくまでも表現上の話です。日本語の感覚では、動詞hitを使うのは不思議な感じがしますが、表現の由来は次の通りです。
木材産業では伐採した木の輸送に川を利用します。この時、一本の丸太が川の途中で止まってしまうと、次の丸太がぶつかってストップします。これが続くと、後から流れてくる丸太は滞留していきます。丸太の群れ(jam)に、後続の丸太がぶつかって止まる様子をhitと表したのが現在も表現として残り、車の渋滞でも使われているのです。
「渋滞に巻き込まれる」は他の言い方もあります。次の例も参考にしてくださいね。
get caught in a traffic jam (渋滞につかまる)
get stuck in a traffic jam (渋滞にはまる)
Traffic is backed up. (交通がせき止められている)
■音声確認
■Today’s One Word
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!