■be toast

世の中にはいろいろな誘惑があります。投資詐欺のニュースはいつもどこかで耳にします。そんな甘い話に乗る方が悪いという意見は理解できますが、実際のところはどうなのでしょう。その手のパンフレットやセミナーでの心理学的アプローチに飲み込まれない保証はないかも知れません。なぜなら、相手は「自分は大丈夫だ」と思っている人を引き込む「何か」を知っていると思うので。怖いですね。

報道を見ながら私は思います。自分はきっとそういう誘惑に負けやすいだろうと。罠に気づかずにセールスに押されるだろうと。やれるもんならやってみろなんて言えません。実は詐欺だったと後でわかった時、私に言えるでしょうか。「高い授業料だったなあ」と。無理。私の一言は「ああ、俺はもうだめだ」でしょう。では、こんなことまで英語で言ってみようというネタ、どうかと思いますが、会話にも俳優のセリフにも出てくるので、覚えておきましょう。

be toast

「命運が尽きて、だめになって、もうおしまいで」という意味です。BE動詞の後にtoastです。I’m toast, You’re toast, We are toast, He is toast.のように使います。toastはパンの「トースト」のことです。焦げた感じから「だめ」の意味になったのでしょうか。でもトーストはおいしい。こんがりきつね色の何が「だめ」なのか、不思議ではありますね。

21世紀版もありますが、1980年代半ばに大ヒットした「ゴーストバスターズ」という映画があります。私はテレビで断片的に見ただけなのですが、be toastはこの映画で広まったフレーズらしいです。台本ではI’m gonna turn this guy into toast. (こいつをトーストにしちまうぞ。) というセリフなのを、主演のビル・マーレイが、All right, this chick is toast.と変えて言ったのが始まりであると、天下のオックスフォード英語辞典に記載があるのだとか。

調べてみるものですね、そのセリフ部分がYouTubeにありました。下の動画で冒頭に出てきます。

toastはもともと不可算名詞なので、今回の意味で使うtoastでも不定冠詞のaは使っていません。意味を変えて使っても、基本文法には忠実なのです。

~今日のフレーズ~

be toast 命運が尽きて、だめになって、もうおしまいで

■例文

(1) If I don’t agree to do what they ask, I’m toast.

(彼らの要求に同意しないと、私は終わりだ。)

(2) If anyone finds out about this, we’re toast.

(これが誰かにばれたら、俺たちは終わりだ。)

■Today’s One Word

今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

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