■be into [何々]
「ハマる」「ハマっている」は日常表現に定着してどのくらいになるのでしょう。今回紹介するフレーズの
be into [何々]
が「ハマっている」に相当します。「ハマる」で検索すれば必ずヒットするフレーズです。intoは、1980年代に言われるようになったフレーズだと聞いています。息の長いフレーズと言ってよいのか、若い世代にとっては古臭いと思われているのか、そこは聞いてみないとわかりませんが。
何かに夢中になるという意味の言葉はフォーマルからカジュアルまでいろいろありますが、普段の会話ではintoが一番簡単で使いやすいと思います。物に使ってもいいし、人にも使えます。into [誰それ]と言うと、たいていは恋愛感情の意味に取られます。下の例文(2)は人を褒める感じの中立的なニュアンスにしてみましたが、I’m into you.と目の前の相手に言えば、恋愛の意味になるのが普通です。
カジュアルさを避けて「夢中」と言うなら、interesting(~がおもしろい)が基本かつ無難です。強調してreally interestingのように副詞を加えたりするのもよいでしょう。また、be enthusiastic about …(…に熱中している)というフレーズもあります。
もう少しくだけたフレーズが欲しければ、be crazy about …やbe addicted to …が使えます。これも「大好き、ハマっている、夢中」という感じです。crazyは頭がおかしくなった状態も指しますが、ここでは「めっちゃ好き」くらいの意味になるのです。
21世紀はネット時代ですが、それ以前の「新語、流行語」は発信地がだいたい決まっていました。要は大都市で、日本なら例えば渋谷。アメリカなら西海岸、サンフランシスコなどと言われます。intoはアメリカのサーファーが使い始めたらしいという話がありますが、現代はネットユーザーが「新語開発」の担い手です。「推し」「沼」などと聞きますが、これからどんな言葉が生まれるでしょうか。おじさんは戦々恐々です。
古文・漢文がブームになるなんてことはないでしょうかね。
~今日のフレーズ~
be into [何々] …に夢中である、ハマっている
■例文
(1) I’m really into a game called “League of Legends.”
(League of Legendsっていうゲームにハマってるんだ。)
(2) I’m so into John! He’s such an excellent player.
(ジョンにハマってるんだ。すごいプレーヤーだからね。)
■Today’s One Word
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!