■hit it off
誰かと意気投合した時に使えるフレーズです。
■今日のフレーズ
hit it off
気が合う
■例文
(1) We had similar ideas about art, and the two of us hit it off right away.
(私たちは芸術について似た考えを持っていた。私たち二人はすぐに意気投合した)
(2) John has an amazing ability to hit it off with anyone anywhere.
(ジョンには、どこに行っても誰とでも仲良くなれるというすごい才能がある)
■解説・コメント
「仲良くなる」を基本単語で表すなら、例えばbecome friendlyと言えますし、基本フレーズのget along wellを使うこともできます。今回はカジュアル、インフォーマルに使える定形表現を紹介します。hit it offで「気が合う」「意気投合する」「相性がよい」という意味です。
動詞hitを見ると、真っ先に「打つ」「殴る」と思いがちですが、このフレーズは決して暴力的な意味ではなく、むしろその逆です。また、itやoffがどういう意味で使われているのかも、はっきり言ってわからないですよね。ネイティブスピーカー(母語話者)も、一語一語を意識せずに、ひとかたまりのフレーズとして使っています。このまま覚えて使いましょう。
hit it offは、主語に応じて二通りの言い方ができます。「AとBが仲良くなる」と「AがBと仲良くなる」です。前者のパターンは上の例文(1)、後者の言い回しは前置詞withを使い、例文(2)が該当します。それぞれ参考にしてくださいね。
蛇足ながら、hit it offの由来をちらりと調べてみました。16, 7世紀ごろまでは、hitは元々「出会う」の意味だったそうです。その名残で「出会って仲良くなる」のhit it offが現代英語にあるとのことです。その後、hitは時間の経過とともに「打つ」の意味に変化していったのだそうです。最初から「打つ」ではなかったんですね。日本語でも生じていますが、単語の使い方間違いの定着が起こったのかも知れません。
■音声確認
■Today’s One Word
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!