■resonate with [誰それ]

最近どんなことに感動しましたか?文学、芸術、スポーツでしょうか。偉人の名言など、人の言葉でしょうか。親切など人の温かさでしょうか。

「感動する」を英語で言いたい時には、さまざまなフレーズがあります。一般的な表現としては、be impressed, be moved, be touchedが挙げられます。形を見てわかる通り、これらは受け身の形になっていますが、文法的なことは気にせず、そのまま覚えて使いましょう。簡素な例ですが、「私は感動しました」と言うには、I was impressed. / I was moved. / I was touched.と言えばよいわけです。

「感動」以外にも、自分が受けた強い印象を表す言葉は、日英共にたくさんあります。今回は日本語の「心に響く」に当たるフレーズを紹介します。

resonate with [誰それ]

です。resonate「(音や声などが)鳴り響く、反響・共鳴する」という意味の動詞ですが、「心に『響く』」の意味でも使うことができます。上のフレーズを見ると、後ろにwith [誰それ] とありますね。この部分が「その人の心の中」を示す部分です。「私の心に響いた」のなら、resonated with meですし、「聴衆の心に響いた」なら、resonated with the audienceとなります。

with [誰それ] の部分は、日本語の感覚からすると、ピンと来づらいかも知れません。そこで、少し強引に感じるかも知れませんが、以下で単語の雰囲気を捉えてみましょう。

resonate with [誰それ] の直訳は「誰それと一緒に響く」となります。resonateは音の響きのことですが、芸術作品などは感動という名の響き・振動を持っていると考えましょう。その響き・振動を自分が受け取るのです。そうすると、自分も一緒にプルプルと震えることになりますよね。そうイメージすると、「作品が私と一緒に震える」という言い方を英語ではするのだな、と理解できるのではないでしょうか。日本語ではたまたま「何々が私の心に響く」という言い方をするので、「どうしてwith [人] なの?」と、最初はしっくり来ないと思います。でも、このようなイメージを持てば、resonate withは記憶に残りやすくなると思います。下の例文を参考にして、新たな語彙で英会話を楽しんでくださいね。

~今日のフレーズ~

resonate with [誰それ] ~の心に響く、共感を呼ぶ

■例文

(1) His words in this movie really resonated with me.

(この映画の彼の言葉は本当に私の心に響きました。)

(2) Martin Luther King Jr. had a strong message that resonated with people.

(キング牧師には人々の心に響く力強いメッセージがあった。)

■Today’s One Word

今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

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