■aside from [何々]

「休日は山を散策して過ごした」と話すとします。でも、本当にそれだけかと言うと、途中の移動もありますし、帰る前にどこかに寄ったかも知れません。メインの話題は散策でも、「他にこんなこともしたよ・あったよ」という話につながることもあります。

「日本人はカレーが好き」と言われると、その通りだよなと思うと同時に「そうじゃない人はもちろんいる」と頭の片隅で思ってもいます。世間話では細かく言う必要はなくても、統計学の話題であれば、好きではない人の情報も必要になりますね。

今回紹介するフレーズは

aside from [何々]

です。付け足し・補足に使うフレーズですが、「~の他にも」「~は別として」という意味です。上の例のように、何かひとつの事柄について、こんなこともあんなこともと、付け足しで話が広がることはよくあります。aside fromはそんな時に使えるフレーズです。対訳の日本語「~の他にも」「~は別として」自体、ほとんど無意識にですが、私たちはかなりの頻度で使っていますよね。

aside fromは、ふたつの意味で使われます。ひとつ目は「~の他にも」。同義表現にはin addition to [何々] などがあります。高校英語の印象が強い人なら、in addition toをよく覚えているかも知れません。

ふたつ目の意味は「~は別として」という例外の意味です。「例外」と言えば、except for {何々] が浮かぶ人も多いはず。これも高校レベルで習うフレーズですから、人によっては思い出の語彙かも知れません。

aside fromがふたつの意味で使われるとは言っても、使っているのはasideワンワードです。根底にあるひとつの意味が汲み取れれば済むはずです。asideは、a + sideという成り立ち。side「脇、そば」のことなので、そのイメージから「脇にあるもの、脇に置いたもの」と解釈できます。そこから「他」「以外」のどちらにも通じると理解できますね。これで和訳をふたつ暗記する必要はなくなりますね。

情報を補足するためのフレーズは使用頻度も高く、重要な役割を持っています。会話、作文(文書、メールなど)、どちらでもフル活用できます。身につけて表現力を高めましょう。

~今日のフレーズ~

aside from [何々] ~の他にも、~は別として(~以外は)

■例文

(1) Aside from meat, I also bought fruit and vegetables.

(肉の他にも、果物と野菜も買いました。)

(2) I like all sports, aside from baseball.

(野球は別として(野球以外は)、私はスポーツが全部好きです。)

■Today’s One Word

今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

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