■a fresh pair of eyes

勉強や仕事などで文書などを作成すると、どんなに集中してやったつもりでも間違いのひとつやふたつは見つかるものです。誤字脱字の他、データの数値などはうっかり間違えがち。分野によっては小さな記号も大事だと思います。

誰かにチェックを頼むような時、「他人の目で・別の人の目で見てもらう」と言うことがあります。英語でも「目」を使う発想は同じです。今回紹介するフレーズは

a fresh pair of eyes

です。直訳は「新鮮な一組の目」ですが、これで人を表します。比喩フレーズだということはすぐにわかりますが、どんな人なのでしょうか。英英辞典の定義では「物事を注意深く点検したり、中立の立場で意見を言うよう頼まれる別の人」となっています。それを簡単に言えば、「目を通してくれる人」という感じです。

定義にもあるように、自分ではなく「別の人」なので、日本語の感覚だとanotherと表すでしょうね。これをfreshと表現するところに日英の表現感覚の違いを感じ取れます。

freshは、主に食べ物などについて「新鮮な」の意味で使うことが多いですが、「新しい、真新しい」の意味でも使います。「新入生」をfreshmanと言い、「再スタートを切る」をmake a fresh startと言うことからもわかりますね。

注意点ですが、「他人の目が気になる」という言い方の時は今回のフレーズは使いません。英語では「他の人がどう考えているのかを気にする」などの言い方をするのですが、本論から大きく外れるので別の機会に。

最後に余談ですが、英語の名言に今回のフレーズが使われています。

Originality is simply a fresh pair of eyes. (Thomas W. Higginson)

気の利いた翻訳は難しいですが、木ばかり見て森を見ないのではだめで、客観的な視点・意見を積極的に取り入れれば、人や組織は良い方向に向かうという意図だったようです。

~今日のフレーズ~

a fresh pair of eyes 目を通してくれる別の人

■例文

(1) I need a fresh pair of eyes to look at my research paper, because I always make a lot of spelling mistakes.

(研究論文に目を通してもらわないと。いつもつづり間違いが多いから。)

(2) Can you take a look at this chapter? I’m just stuck, and getting a fresh pair of eyes on it could help.

(この章を見てくれるかい?行き詰まったから、別の人の目があると助かる。)

■Today’s One Word

今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

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