■let up

天候の基本表現では、主語にitを用います。It is raining. (雨が降っている) やIt is snowing. (雪が降っている) ですね。雨や雪が止んだ時には、It stopped raining/snowing.と言います。これらの他にも、天気の言い方はあります。基本表現は最重要なのですが、時には違った言い方を試してみるのもいいでしょう。

■今日のフレーズ

let up 止む、和らぐ、弱まる

■例文

(1) The wind had already dropped and the rain gradually let up.

(風はすでに治まり、雨は徐々に上がった。)

(2) The traffic in this city never lets up, even at night.

(この町の交通状況は緩和されることがない、夜でもそうだ)

今回紹介するのは、動詞フレーズのlet upです。「(雨・雪などが)止む」という意味で紹介されることが多いですが、「(暑さ・寒さなどが)和らぐ」「(激しさ・勢いなどが)和らぐ」の意味でも使われます。

let upがどうしてこの意味になるのか、少し覚えにくい印象を持つかも知れません。そこで、長期記憶の補助になるかも知れないイメージを説明します。

まず最初に、letの意味を確認しましょう。Let’s …と言えば「~しようよ」ですが、let単体の意味は「~させてあげる」です。反対しない、逆らわないという感じのニュアンスです。Let It Beという古い曲や、映画の主題歌でLet It Goがありますが、どちらも「なすがままに」という意味です。参考になると思います。

次にlet upupについて。日本語で「雨が上がる」や「仕事が上がる」と言うのと同じだと考えて差し支えないと思います。つまり、「終わる」という意味です。upにも「(時間・期間など)過ぎて、終わりで」という意味があるのです。

このことから、let upは「(自然の成り行きで)終わる」という雰囲気を持っていることがわかると思います。このイメージでlet upの意味を理解できれば、天候以外の場面で使われても意味は捉えることができるでしょう。雨も酷暑もいつかは「上がり」ます。つらい境遇もいつかは「上がる」のです。Let It BeLet It Goの精神で生きていれば、let upするということかも知れませんね。

■音声確認

■Today’s One Word

今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

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