■earliest memory

過去の記憶や思い出には最近のものもあれば、遠い昔のものもあります。話題にしたことが一度はあると思いますが、「古い記憶」と言いますね。人生全体、あるいは過去の仕事などを振り返るような場面です。

■今日のフレーズ

earliest memory 一番古い記憶

■例文

(1) Maybe my earliest memory is riding a pony across the local park.

(私の一番古い記憶は、たぶん地元の公園でポニーに乗ったことかな)

(2) It’s been long known that most people’s earliest memories only go back to about age 4 or possibly 3.

(一般に、人の一番古い記憶は4歳、あるいは3歳までしか遡れないということは長く知られて来ました)

今回紹介するのは、earliest memoryです。「一番古い記憶」という意味なのですが、日本語からの直訳で、私たちはoldest memoryと言ってしまいそうです。フレーズは簡単なのですが、この機会にearlyの使い方を確認しましょう。

「古い記憶」は自然な日本語ですが、英語ではそれをold memoryとは言いませんearly memoryと言います。earlyは「(時間が)早い」と習いますが、この和訳だけだと、読解や応用の点で少し不十分になります。「初期の」という感覚も持っておきましょう。そして、「初期」とはどういうことなのかも確認できれば、earlyの使い方の幅が広がりますよ。

「古い記憶」とはつまり、ある期間における「早い時期の」「初期の」記憶です。ですので、英語では人生やキャリアなどの最初の頃をearlyと表すのです。初期の記憶ですから、early memoryとなりますが、今回のお題は「一番古い記憶」ですから、最上級でearliest memoryとなるわけです。

では、日本語のようにold memoryと言うと「ダメ」なのでしょうか。決してそんなことはなく、会話で意図は伝わります。しかし、ネイティブが直感的に受け取るのは「古臭い・年代物の記憶」というニュアンスになると思われます。日本語だと「古い」の一語で済むわけですが、何の話をしているのかで、oldなのかearlyなのかを考えて使う必要があるのです。時期についてはearly、鮮度についてならold、こんな分類が大雑把すぎず、細かすぎずでちょうど良いかと思います。

なお、例文(2)に関連しますが、人間が遡れる記憶はだいたい4歳と言われていて、人によっては3歳半か3歳まで戻れるようです。それより前のことは覚えていないのが普通で、心理学者フロイトはこのことを「幼児期健忘」と呼んだそうです。英語ではchildhood amnesiaという言い方をします。

What is your earliest memory? (あなたの一番古い記憶は何ですか?)

■音声確認

■Today’s One Word

今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

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