■culprit
ニュースを日々チェックしていると思いますが、事件報道の「犯人、容疑者」は英語でどう言うでしょうか。
■今日のフレーズ
culprit
犯人、容疑者
■例文
(1) The culprits in the bank robbery have not been identified yet.
(銀行強盗の犯人はまだ特定されていない)
(2) Something is eating the leaves. Aha! I found the culprits. We have slugs here!
(葉が何かに食われている。いたいた!犯人を見つけた。ここにナメクジがいる!)
■解説・コメント
事件報道などで、「犯人はまだ見つかっていない」と言っています。この「犯人」を英語では一般的にculpritと言います。英英辞典での基本的な定義は、a person who has done something wrong (間違ったことをした人) です。「容疑者」の意味でも使われます。
また、比喩的に、問題の原因や理由を指して使うこともありますよ。Lack of exercise and poor diet are the main culprits in heart disease. (運動不足と不健康な食事が心臓疾患の主な要因だ) などの例が挙げられます。日本語でも「内臓脂肪が犯人だ」と言ったりしますよね。
補足です。日本語で「犯人」と呼ぶか「容疑者」と呼ぶかは人権に関わる場合があるので、言葉の使用には配慮が求められます。そのようなことが頭の片隅にあると、英単語の日本語訳に敏感になってしまうことがあります。
しかし、英語学習の観点では、私たちが学習するのはあくまで英語の表現です。culpritの適切な訳語は何かを考えることではありません。和訳がどうあるべきかは、学者や通訳・翻訳家に任せるべきポイントです。意外と語学学習で陥りやすい混乱点だと思います。心に留めておいてくださいね。
■音声確認
■Today’s One Word
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!