■close call
「あ~、あぶなかった」の言い方です。
■今日のフレーズ
close call
間一髪のところ、間一髪という危険や経験、ヒヤリハット
■例文
(1) “That was a close call,” John gasped, as the boat steadied and got under way.
(「間一髪だった。」ボートが安定して進み始めると、ジョンはあえぎながら言った)
(2) Although I’ve had a few close calls, I have a perfect driving record.
(何度か間一髪の目に遭ったことはあるが、私は無事故・無違反の運転歴だ)
■解説・コメント
けがをしそうになった、事故に遭いかけたなど、誰もがヒヤッとした経験があると思います。一時期、医療事故がメディアで頻繁に取り上げられましたが、「ヒヤリハット」という言葉が使われるようになったのは記憶に新しいところです。
「間一髪、ヒヤリハット」を英語ではclose callと言います。日常会話では、“That was a close call.” “It was a close call.”が定形表現としてよく使われていますので、「あぶなかった!」と言いたい時は、このまま使えばオーケーです。
また、close call自体は一般の名詞句ですので、例文(2)のような使い方もできます。
このフレーズのcloseは「閉じる」の意味ではなく、形容詞としてのcloseです。通常は「近い」と覚えますが、「きわどい、かろうじての」という意味でも使われ、ここではそれが当てはまります。なお、形容詞closeの語末の発音はZと濁らせずに静音のSの音です。
callはここでは名詞ですが、このフレーズではスポーツの審判員が下す判定が由来になっているそうです。「ケガなどのアウト判定をぎりぎり食らうところだった」という意味合いだったのかも知れませんが、今は決まり文句として使われています。
この十数年、何でも「やばい」で済ませる傾向が続いていますが、「あぶなかった」「間一髪だった」の意味の「やばい」はclose callと言いましょう。
■音声確認
■Today’s One Word
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!