■overstay
一緒にいてどんなに楽しくても、滞在時間には節度を。
■今日のフレーズ
overstay
長居をする
■例文
(1) We left the party at 10 p.m., because we didn’t want to overstay their welcome.
(私たちは10時にはパーティー会場を後にした。好意に甘えて長居したくなかったので)
(2) Up to thirty-five percent of the students have overstayed their visas.
(学生の35パーセントがビザの期限を過ぎて滞在している)
■解説・コメント
友人や親戚のお宅で楽しい時間を過ごすのはいいものです。楽しければ楽しいほど帰宅のタイミングは難しいですね。滞在時間が長引くと、今度は迷惑になります。
今回取り上げるのは「長居をする」。基本単語だけを使うなら、stay for a long timeやstay too longと表すことができます。これらに何も不自然はありませんが、自身の語彙にもうひとつ加えてほしいのが、動詞overstayです。
この動詞は、overstay [名詞] の形で使い、「…(の限度)を超えて滞在する」という言い回しになります。それを日本語として自然に言えば「長居する」に相当するわけです。
ここで特にオススメしたいのが、例文(1)で使っているフレーズです。辞書その他の例文を見ても、overstay [誰々]’s welcomeというフレーズは頻出なのです。直訳的には「[誰々]の歓迎の限度を超えて滞在する」ですが、自然な日本語ではこのような表現はしません。「[誰々]の好意に甘えて長居する」ということですが、知らないと自発的に使えない言い回しなので、逆にさらりと使えればかなり嬉しいと思います。ぜひマスターしてほしいフレーズのひとつです。
例文(2)のようなビザやパスポート関連だと、日本語でもカタカナで「オーバーステイ」と言う場合があります。法律的には不法滞在とされる可能性がある話です。旅行ではまず起こらないですが、長期の留学や就労を検討しているなら、overstayは知っておくべき語です。
■音声確認
■Today’s One Word
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!