■a cut above [誰々]
比較表現にcutが使われることがあります。
■今日のフレーズ
a cut above [誰々]
…の一枚上、一段上手(うわて)
■例文
(1) John is a cut above the other competitors and should win easily.
(ジョンは他の競技者よりも優秀だから、きっと楽勝だろう)
(2) All of her books are good, but this one is a cut above the rest.
(彼の本はどれも良いが、この本は他の本よりも優れている)
■解説・コメント
a cut above [誰々] は「…の一枚上、一段上手(うわて)」という意味です。物と物の比較にも使われます。対象を特に示さずにa cut aboveだけで使うこともあります。また、例文(2)のようなa cut above the restが多く見られます。the restは「残り(の人・物)」という意味です。自然な日本語では「他の」と言いますが、それに当たります。(ちなみに、theではなくa restだと「休憩」の意味になりますよ。)
フレーズ中のcutは名詞です。誰か・何かより「ひと切れ分上にある」ということで優位性を表しているのでしょう。これが何のひと切れなのか由来はわかっていないようです。裁断した布を指しているとか、木を切ったものだとか、肉屋さんが切った肉だろうなどの説(?)個人の感想(?)は見られましたが。
日本人にとってa cut aboveを覚えるのにイメージしやすいのは童謡「背(せい)くらべ」の歌詞だと思います。「柱のきずはおととしの五月五日の背くらべ」、柱にきずを刻んで目盛りにしている様子はこのフレーズの暗記にぴったりだと思います。
日本語の「一枚上手」は将棋のハンデからだと聞きました。持ち駒を一枚減らしても大丈夫な人が一枚上手ということのようですね。細かいことを言えば、飛車角抜きで平気な人は二枚上手なのですね。
■音声確認
■Today’s One Word
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!