■There’s a chance
「おそれ」とは「可能性」のこと、「可能性」はchance。
■今日のフレーズ
There’s a chance
…の可能性・おそれがある
■例文
(1) There’s a chance of thundershowers this afternoon.
(午後は雷雨のおそれがある)
(2) There’s very little chance that Henry will lead a normal life.
(ヘンリーが普通の生活を送る可能性はほとんどない)
■解説・コメント
There’s a chanceで「…の可能性・おそれがある」という意味です。There’sはThere isの縮約です。このフレーズ自体は簡単で覚えやすいのですが、頭を英語に切り替える時に「これって英語で何と言うんだっけ?」となりそうな表現なので取り上げました。
というのも、「おそれがある」と言いたい時、「おそれ」の字面から「恐怖」に相当するfearと言えばいいのかなと思ってしまうことがあるからです。fearと言っていい場面もあるのですが、いつもではありません。
日本語の「おそれ」は、通常は「可能性、見込み」の意味で使います。その「可能性、見込み」を日常会話ではchanceと言うことが多いのです。possibilityでももちろんオーケー。でも、会話の頻度としてはchanceが多いのです。日本語話者にとってのchanceは「好機」の「チャンス」ですから、注意ですね。
聞いて・読んでわかりやすい表現も、自発的にパッと使えないことはよくあります。There’s a chance、頻出フレーズのひとつですので、使えるようにしておきましょう。
語法ですが、There’s a chance of [名詞句] と続ける場合と(例文(1))、There’s a chance that SVのようにthat節を続ける場合(例文(2))があります。
また、形容詞を付け足したThere’s a good chance (かなりの・十分な可能性がある), There’s a slight chance (わずかな可能性がある) もよく聞かれます。good chanceは「よい可能性」という意味ではない点に気をつけてくださいね。
■音声確認
■Today’s One Word
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!