■throw out one’s back
throwは「投げる」、backは「後ろ」。どんな意味でしょうか。
■今日のフレーズ
throw out one’s back
ぎっくり腰になる
■例文
(1) I’m sorry I can’t help you move. I threw out my back.
(ごめん、引っ越しは手伝えない。腰を痛めてしまった。)
(2) If you throw out your back, use the following tips to get relief.
(腰を痛めた場合は、以下のヒントを参考にして症状を和らげましょう)
■解説・コメント
throw out one’s backは「腰を痛める、ぎっくり腰になる」という意味の口語表現です。put out one’s backと言う人もいます。どちらも、one’sのところに所有格(my, yourなど)を入れて使います。
backを「後ろ」「背中」と覚えるのが一般的ですが、「腰」もbackと言います。「腰回り」はwaistですが、「腰が痛いなあ」と言う時、通常は背中の方なので、backと言うか、lower back (背中の下の方) と表します。(注:waistは「ウェスト」ではなく「ウェイST」のように発音します。)
さて、「ぎっくり腰になる」の動詞がthrow outだとは不思議な感じがします。直訳なら「投げ出す」です。重いものを持ち上げようとした時の「グキッ!」という瞬間を比喩的に「投げ出す」と表したのか、腰の部分が背中から抜け出したような痛みの比喩なのか…。由来はわかりませんが、口語でこのように表すとはおもしろいなと思います。
フォーマルな表現は、strain one’s backです。strainは「ぴんと張る」「精一杯働かせる」という意味で、そこから「無理をして痛める」という意味でも使われます。ちなみに、足首など関節の捻挫を言い表す場合の動詞はsprainを使います。strainと一文字違いで紛らわしいですね。
strainの発音
sprainの発音
最後に、「ぎっくり腰」の正式名称は「急性腰痛症」あるいは「腰椎捻挫症」だとネットにありました。重々しいです。
■音声確認
■Today’s One Word
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!