■act distant
distantを使うか、distantlyを使うかで意味が変わります。
■今日のフレーズ
act distant
よそよそしい、距離を置いた態度を取る
■例文
(1) I can’t ask Henry for help. He’s been acting distant lately.
(ヘンリーには手助けを頼めない。最近よそよそしいんだ)
(2) When your partner suddenly starts acting distant, it’s easy to go into a panic mode.
(パートナーが急によそよそしくなると、パニック状態に陥りがちです)
■解説・コメント
act distantで「よそよそしい、距離を置いた態度を取る」という意味です。
形容詞distantは、通常「遠い」「遠くにいる・ある」と覚えますが、よそよそしさと結びつけにくいかも知れません。実は心理的な距離についても使える語なのです。
このフレーズについて疑問に思うかも知れません。「distantではなくdistantlyではないの?」と。
まず、語彙増強の意味ではact distantと丸覚えしてしまいましょう。その上で文法説明を加えると、act distantはSVC型で、第2文型と呼ばれるものです。基本はBE動詞の文で、例えばJohn is distant. (ジョンは遠いところにいる・よそよそしい) です。John acts distant.では動詞がact (行動する) ですが、SVC型を取っている点で文法的なのです。S=Cの関係と教わりますが、要はdistantはJohnのことを表していて、actを修飾しているのではないのです。
では、act distantlyはどうでしょうか。John acts distantly.は文法的には正しいですが、意味がまったく異なります。「ジョンは遠くで行動(または演技)している」なのです。文型で言うとSV型(第1文型)に分類されます。
なお、act distantと同じ意味のフレーズに、act aloofもあります。直感的にはdistantの方がよく使われていると感じますが、aloofも覚えておいて損はないでしょう。
aloofの発音
■音声確認
■Today’s One Word
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!