■a whole new ball game

基本的な構文ですが、応用して使ってみましょう。

■今日のフレーズ

It’s time for [人] to V

…が~する時・時間だ

■例文

(1) It’s time for you to go to bed. Put on your pajamas.

(寝る時間ですよ。パジャマに着替えなさい)

(2) It is almost time for the game to start.

(そろそろ試合が始まる時間だ)

(3) It’s high time to stop smoking. Smoking is no longer cool, right?

(もう喫煙は止める時期だ。タバコがかっこいいなんて時代じゃないだろ?)

(4) It’s about time for my kids to come back.

(そろそろ子どもたちが帰ってくる時間だな)

(5) It is now time for me to make the most important decision of my life.

(今こそ我が人生で最も重要な決断をする時だ)

■解説・コメント

It’s (It is) time for [人] to V.「…が~する時・時間だ」という意味のフレーズです。for [人] の部分は、誰が行うのかが明白であれば省略されます。この表現は学校でも必ず習いますが、ここではちょっとしたニュアンスを付け加える言い方を練習しましょう。

例文(1)は教科書的な基本形です。誰が何をする時間かと言えば、for you to go to bed (あなたが寝る) という時間です。これ以下の例では、timeの前にひと言追加されています。それらがどういうニュアンスを生むのかを見ていくことにします。

例文(2)はIt’s almost timeで始まります。almostは「ほとんど」の意。90%あたりの数字をイメージすればよいでしょう。ですので、「もうすぐ時間だ」「そろそろだ」という感じになることはわかると思います。

例文(3)ではhigh timeとなっています。「仮定法」の単元で習う言い方です。仮定法は、その時点での事実に対して反対の事柄を想定する表現です。high timeを使うことで「とっくに…しているはずの時・時間だ」というニュアンスになるのです。実際にはそうなっていないことから、不満・怒り・批判を表す時に使われることが多いです。例文では、やめて当然なのにまだ喫煙を続けているのかという批判のニュアンスです。

例文(4)はどうでしょう。It’s about timeとなっていますが、aboutは「約、およそ」と覚えますね。「大体…する時間だ」という解釈になりますが、このフレーズも(3)と同様、仮定法のニュアンスです。It’s high timeと似た意味で使われています。「…してもよい頃だ」という感じです。ただし、high timeのような批判のニュアンスはなく、どちらかと言うと相手や自分の自覚を促すニュアンスになります。例文の場合、子の帰宅を待つ親だとして、うっかり外出しないであったり、おやつの準備をしておこうかな、と意識するような雰囲気です。

最後に、例文(5)です。now timeと表しています。nowですので、「今こそ」「今がまさに」です。nowは文頭や文末で使うことに慣れていると思いますし、この例でもそれらの位置で使ってもよいのです。しかし、It’s now timeと言うと、ネイティブ的には「今」の強調効果が高いと感じられるとのことです。

It’s timeだけでも必要な情報は伝わりますが、単語をひとつ加えることで伝わるニュアンスが変わります。almost, high, about, nowをうまく使い分けて英会話を楽しみましょう。

なお、It’s timeの後ろに「主語+動詞…」の節が続く形もありますが、ここでは不定詞の例文で統一しました。

■音声確認

■Today’s One Word

今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

無料メール講座を購読する

公式LINEからの配信を受け取る

英語コーチングとは

各コースのご案内

メールでのお問い合わせ

にほんブログ村 英語ブログへ
にほんブログ村