■downside
downな「側」なのでマイナス面。
■今日のフレーズ
downside
(物事の)マイナス面
■例文
(1) Unemployment, inflation, and inequality are the downside of a market economy.
(失業、インフレ、不平等が市場経済のマイナス面である)
(2) The downside to working from home is the lack of face-to-face contact with colleagues.
(リモートワークの欠点は、同僚と直接会う機会がないことだ)
■解説・コメント
downsideは「物事のマイナス面、欠点」という意味の名詞です。物事が持つside (側面) のdownの方、つまりネガティブな側ということですね。
反対語はupsideだと想像できそうですね。確かに、辞書にはupsideで「よい面」という記載はあるのですが、advantage (有利、利点) やprofit (利益) を使う方が一般的なようです。ネイティブ(母語話者)的には、upsideは「上部、上側」の意味が強く働くのかも知れませんね。
さて、「…のマイナス面」と言いたい時、使う前置詞は何でしょうか。通常はofで、downside of [何々] と言えばオーケーです。しかし、例文(2)のように、toが使われている例も見られます。
基本的には、「…の」はdownside ofで問題ありません。ただ、動名詞(…すること)を続ける時は、ofでいいけれども、toを使うことが多く、ネイティブ(母語話者)としても「響きが自然だ」と言っています。
数名のネイティブによると、「文法学者なら何か言うのだろうけど、日常英語では、はっきり線引きできる使い分けはしていない。withを使う人もいたなあ」とのこと。日常日本語で、助詞の使い分けがはっきりしない時があるのと同じですね。結論は、こだわり過ぎないように、です。意思疎通が第一ですから。
■音声確認
■Today’s One Word
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!