■helicopter (chopper)
ヘリコプターに関連した表現を紹介します。小ネタを一番下に用意しました。
■今日のフレーズ
helicopter (chopper)
ヘリコプター、過干渉の親
■例文
(1) I woke up to the buzz of helicopters landing and taking off.
(私はヘリコプターの離着陸の音で目を覚ました)
(2) My dad is a chopper pilot.
(父はヘリコプターの操縦士です)
(3) A helicopter parent might constantly shadow the child, allowing him or her zero alone time.
(過干渉の親は子どもに常に影のようにつきまとい、一人の時間を与えないことがある)
■解説・コメント
helicopterは乗り物の「ヘリコプター」です。珍しい単語ではありません。日本語では「ヘリ」と略して言うことが多いですね。しかし、英語ではheliと言うことはほとんどありません。くだけた呼び方はchopperが一般的です(補足情報は最後に)。chopperは「斧、なた」などのぶった切る道具全般が本来の意味。おそらくヘリコプターの巨大なプロペラが刃物を連想させるところから来ているのでしょう。
教養として知っておくとよいのが、例文(3)のhelicopter parentです。過干渉の親のことを指します。子どもを常に近い距離から監視する様子をヘリコプターのホバリング(空中で停止すること)に例えた言い方です。
日本では「モンスターペアレント」(モンペ)と言いますが、これは日本人による造語。詳細は教育や心理の分野に任せるとして、大まかな違いは、モンペは理不尽な要求をしてくる保護者のイメージだと思いますが、主に学校関係者から見た困った人です。helicopter parentは子どもへの執着心が強すぎる親で、学校等に迷惑をかける人という意味合いはありません。helicopter momやhelicopter dadとも表します。なお、この場合はchopperでの言い換えはしないようです。
■音声確認
■Today’s One Word
■役には立たないhelicopterの小ネタ
1. 英語ではheliとはあまり言わないと上で述べましたが、言う人がいないわけではありません。しかし、おもしろいのはheloと呼ぶ人がけっこういるらしい。発音は「ヒーロウ」ですが、Lですので「英雄」のheroとは違います。この語からヘリを連想するのは難しいですね。
heloの発音
2. 直感的にはheli + copterという音の句切れに思えますが、実は語源的にはhelico + pterで、英語サイトではネタとして散見されます。helicoは「らせん」、pterは「つばさ」とのこと。もっと遡れば、helixとpteronだそうです。恐竜図鑑などでおなじみの「プテラノドン」(翼竜の一種)、つづりpteranodonにpterがあるのを見て納得です。
プテラノドン(pteranodon)4羽?4匹?4頭?
以上、雑学・小ネタでした。
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!