■今日のフレーズ

to add insult to injury

さらに悪いことに、さらに追い打ちをかけるように

■例文

(1) My car battery died, and to add insult to injury, I got a flat tire.

(バッテリーがあがって、追い打ちをかけるようにパンクしたよ)

(2) The team lost the game, and to add insult to injury, their star player was injured.

(チームは試合に負け、さらに悪いことにスター選手が負傷した)

(3) The typhoon could add insult to injury, with the potential for severe flooding.

(その台風は事態をさらに悪化させる可能性がある。深刻な洪水を引き起こすかも知れない)

*potential (潜在的な) 可能性

(4) After losing his job, John’s landlord raised the rent, adding insult to injury.

(ジョンが職を失った後、家主が家賃を上げ、さらに追い打ちをかけた)

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■解説・コメント

to add insult to injury「さらに悪いことに、さらに追い討ちをかけるように」という意味の慣用フレーズです。高校英語辺りで、to make matters worse (さらに悪いことに) を習うことがありますが、それと同じ意味です。

add insult to injuryの部分の直訳は「ケガ(injury)に侮辱(insult)を加える」となります。これは、動揺させたり傷つけたりする言動によって、ただでさえ悪い状況をさらに悪化させる、つまり「追い打ちをかける」という意味です。前回のrub salt in [誰々]’s wounds (傷口に塩を塗る) と同じような意味ですね。

用例を調べてみると、例文(1), (2)のように、不定詞のto add insult to injuryで用いることが多いです。これは「独立不定詞」と呼ばれ、文全体を修飾する慣用的な不定詞のこと(要は暗記フレーズです^^)。節の始めに置かれ、文全体に意味的なニュアンスを加えます。例えば、to be frank with you (率直に言うと), to tell (you) the truth (実を言うと) などがあります。

例文(3)のように通常の動詞句として用いたり、(4)のような分詞構文も可能ですが、頻出なのは独立不定詞で、その点でrub salt …とは用い方の傾向が異なります。

add insult to injuryは、イソップ物語の「禿げ頭の男とアブ」が元になっています。男がアブに頭を咬まれ、アブをやっつけようとピシャリと頭を叩きます。アブはその攻撃をかわし、「小さな虫が刺した程度で腹を立て、かえって己を傷付けた」と嘲笑うという場面から来ています。

ちなみに、アブはハエ目アブ科の昆虫で、メスが吸血性。人や動物を咬み、血を吸うことがあります。蚊やハチは針を刺しますが、アブは皮膚を咬みちぎります。ハチは吸血しませんが、アブはします。

■音声確認

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■5秒英単語

mosquito

(蚊)

血を吸うのはメスだけです。血が主食なわけではなく、通常は花のミツや草の汁などです。メスの蚊が吸血するのは卵巣を発達させ卵を産むためとのことです。

今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

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