トラブル続きの日、悪いことが重なる瞬間ってありますよね。
そんな「泣きっ面に蜂」な状況を英語で表現したいなら、ネイティブがよく使うこの英会話フレーズ——to add insult to injury!
似た表現のrub salt in the woundとの違いや使い方もあわせて、覚えて使える英語表現として身につけましょう!
■今日のフレーズ
to add insult to injury
さらに悪いことに/追い打ちをかけるように/傷口に塩を塗る
■例文
(1) My car battery died, and to add insult to injury, I got a flat tire.
(バッテリーがあがって、追い打ちをかけるようにパンクしたよ)
(2) The team lost the game, and to add insult to injury, their star player was injured.
(チームは試合に負け、さらに悪いことにスター選手が負傷した)
(3) The typhoon could add insult to injury, with the potential for severe flooding.
(その台風は事態をさらに悪化させる可能性がある。深刻な洪水を引き起こすかも知れない)
*potential (潜在的な) 可能性
(4) After losing his job, John’s landlord raised the rent, adding insult to injury.
(ジョンが職を失った後、家主が家賃を上げ、さらに追い打ちをかけた)
■フレーズ解説
to add insult to injuryは、「ただでさえつらい状況なのに、さらに悪いことが重なる」ことを意味する英語の慣用句です。直訳すると「ケガ(injury)に侮辱(insult)を加える」で、精神的・物理的な追い打ちをかけるニュアンスがあります。
似た意味を持つフレーズには「rub salt in the wound(傷口に塩を塗る)」がありますが、違いはこんな感じ:
フレーズ | 主なニュアンス |
---|---|
to add insult to injury | 状況が悪化する、負の連鎖 |
rub salt in the wound | 誰かの心の傷にさらにダメージを与える |
💡文法のポイント:独立不定詞
例文(1)(2)のようにTo add insult to injuryは、文の冒頭で全体を修飾する独立不定詞としてよく使われます。
他にもこんな定番の言い方があります:
- To be honest(正直に言うと)
- To make matters worse(さらに悪いことに)
📚由来を知ると記憶に残る!
この表現の由来は、イソップ物語「はげ頭の男とアブ」。アブに刺された男が怒ってアブを叩こうとし、結果自分の頭を強打。それをアブに嘲笑われる、という「災難+屈辱」のダブルパンチが由来です。
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■5秒英単語:今日のプチ学び
mosquito
(蚊)
- 血を吸うのはメスの蚊だけ!
- 主食は実は草の汁や花のミツなんです。
- 吸血は、卵を育てるために必要な栄養を摂る手段。
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!