
■事実に甘い衣をかける表現
相手に不快感を与えないように事実を和らげて伝えることを、sugarcoatと言います。
■今日の英語フレーズ
sugarcoat
不快な事実や情報をやわらかい言い方で伝える、実際より良く見せる
📝例文
(1) Don’t sugarcoat the problem. We need to know the truth.
(問題を取り繕わないでください。本当のことを知る必要があります)
(2) The doctor didn’t sugarcoat the diagnosis, and I appreciated his honesty.
(医師は診断結果を率直に伝えてくれ、その正直さに感謝した)
(3) She tried to sugarcoat the bad news to make him feel better.
(彼女は悪い知らせをやわらかく伝え、彼の気持ちが楽になるようにした)
(4) Politicians often sugarcoat their policies to gain public support.
(政治家はしばしば政策を取り繕って、有権者の支持を得ようとする)
💬フレーズ解説
動詞sugarcoatは「不快な事実や情報をやわらかい言い方で伝える、実際より良く見せる」という意味です。
本来は「砂糖でコーティングする」「薬や食べ物に砂糖をかけて苦味を隠す」なのですが、比喩的に「都合よく飾る」「オブラートに包む」「厳しい現実をそのまま伝えるのではなく、聞き手に受け入れやすいように表現をやわらげる」という意味でも使われます。
基本的には、「真実をそのまま伝えない」「現実を覆い隠す」といったネガティブなニュアンスが含まれます。
🌱豆知識
ところで、「オブラートに包む」の「オブラート」が何かを知らない人が増えていると思います。オブラートとは、デンプンで作った薄い透き通ったシートで、これに粉薬などを包んで飲みます。今では、服薬ゼリーを使う人の方が多いと思いますが、実際はどうでしょうか。
「オブラート」はオランダ語、ドイツ語経由のカタカナ語で、英語由来ではありません。英語ではwafer paperまたはwafer sheetと言います。ちなみに、このwafer (ウェイファー) は、カタカナ日本語では「ウェハース」と言っているものです。
🎧音声で確認
■5秒英単語
favorite
(大好きな、お気に入りの)
従来は「お気に入りの」という和訳が主流でしたが、近年は「大好きな」と変わってきています。favoriteの英英辞典での定義は、like the best, like the mostなので「大好き」の方がニュアンスが近いのです。
favoriteは「大好きなもの」という名詞としても使われます。
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!
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