■型通りの大量生産
ひとつひとつ同じ形に切り抜く「クッキー型」のイメージから派生したフレーズです。
■今日の英語フレーズ
cookie-cutter
画一的な、個性のない、型にはまった、大量生産的な
📝例文
(1) The neighborhood is full of cookie-cutter houses that all look the same.
(近隣地域は、同じように見える画一的な住宅ばかりだ)
*be full of … …でいっぱいである
(2) The company avoids a cookie-cutter approach and values creative thinking.
(その会社は型にはまったやり方を避け、創造的思考を重視している)
*value …を重視する、価値を置く
(3) I don’t want a cookie-cutter job. I’m looking for something unique.
(ありふれた仕事ではなく、もっと自分らしい仕事を探している)
(4) The movie was entertaining but felt a bit cookie-cutter and predictable.
(その映画はおもしろかったが、少しありきたりで展開が読めた)
*predictable 予測可能な
💬フレーズ解説
cookie-cutterは「画一的な」「個性のない」「型にはまった」「大量生産的な」という意味の口語表現です。もともとは、お菓子作りに使う「クッキー型」のことですが、比喩的に「すべてが同じ形に作られた」「個性を欠いた」という意味でも使われます。
創造性や独自性が欠けている様子を表す時に用いられ、企業文化や商品、住宅、考え方などについて、独創性のなさや大量生産的、拡大再生産なアプローチを「一律の対応」「マニュアル的なやり方」だと批判する時に頻出のフレーズです。
本来は「クッキーを型で抜く道具」という名詞でした。しかし20世紀中頃から、比喩的に「どれも同じような」「個性を感じさせない」の意味での使い方が広まりました。cookie-cutter approach (型にはまったやり方・考え方) という表現は特に頻出で、教育・経営・マーケティングの分野などで、一律の対応、柔軟性のない方法を批判する時によく用いられます。
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■5秒英単語
rule
(規則、支配)
名詞では「規則、支配、ルール」、動詞では「…を支配する、統治する」の意味で使います。rulerは「支配者」のほか、文房具の「定規」でもあります。
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!