■愛情の象徴がリンゴ?

直訳からは想像できないほど、深い愛情のこもった表現です。

■今日の英語フレーズ

be the apple of one’s eye
目に入れても痛くない、
最愛の人である、
かけがえのない存在である

📝例文

(1) Her granddaughter is the apple of her eye.
(彼女の孫娘は、彼女にとって目に入れても痛くないほど大切な存在だ)

(2) Ever since his son was born, he’s been the apple of his father’s eye.
(息子が生まれて以来、彼は父親にとって最愛の存在となっている)

(3) Don’t hurt her. She’s the apple of my eye.
(彼女を傷つけないでくれ。僕の大切な人なんだ)

(4) That little dog is the apple of their eye.
(あの小さな犬は、彼らにとって何よりも大切な存在だ)

💬フレーズ解説

be the apple of one’s eyeは、「目に入れても痛くない」「最愛の人である」「かけがえのない存在である」という意味の定形表現です。直訳すると、「…の目のリンゴである」となり、直接意味を把握することはできませんね。

日本語では「目に入れても痛くない」という表現を用いますが、リンゴが目に入っても痛くない、とは考えたくない気がします。実際、痛いでは済みそうにありません。

実は、ここでのappleは果物ではなく、古い英語では「目の瞳の部分」を意味していました。もともと 「目の中心にある大切な部分」を指していたものが、転じて 「とても大切で守りたい存在」という意味になったのです。

目に入ったリンゴという意味ではなくて安心ですね。

現代英語では、家族、恋人、飼っている動物への愛情を表す時に使われます。フォーマル、インフォーマルどちらの場面でも使えますが、やや詩的な響きがあるため、日常会話よりは手紙、スピーチ、文学的表現でよく見られます。

🌱豆知識

この表現は非常に古く、旧約聖書にも見られます。ヘブライ語では「瞳」を「目の娘」と表現しており、それが英語訳される過程でapple of the eyeという形になったそうです。

🎧音声で確認

✅まとめ

昔の人々は、「瞳」を人の最も重要で守るべき部分と考えていたため、「目の中心に宿るもの=最も大切な存在」という比喩が生まれたのですね。

■5秒英単語

tear
(涙;引き裂く)

名詞の「涙」は「ティア」と発音し、動詞の「引き裂く」は「テア」と発音します。過去形はtore、過去分詞はtornと不規則変化します。この発音の違いは、英語学習において重要な点です。

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今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

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