■red-eye
どういう時に目が赤くなりますか?アレルギー、長時間のコンタクトレンズ着用、写真撮影の時の赤目、あとは睡眠不足が思い浮かびますね。これらのような理由で充血して赤くなった目のことは、英語でred eyeと表します。何もひねりはありません。ただ、おもしろいのは、これをハイフンで結び、一語扱いの形容詞にしたred-eyeという言い方がある点です。
red-eye
red eyeをわざわざ形容詞化しているですから、特定のものを描写していると想像できます。red-eyeは飛行機の深夜発、明朝着のフライトを指す時に使います。日本語にはぴったりはまる表現はないと思いますが、「赤目便」とでも翻訳すればいいでしょうか、便利な表現を作り出したものですね。
説明するまでもないですが、時間的に乗客が睡眠不足で目を赤くする便であることから、red-eye flightと表すようになりました。日本に住んでいると、深夜便は国際便の印象が強いですが、国土の広いアメリカなどでは国内便でも深夜便があります。航空事情が日本とは異なり、深夜便が私たちより身近にあることから、red-eyeというフレーズが生まれたのでしょうね。
red-eyeは基本的には形容詞ですが、現地の人にとってはred-eye flightのことだとわかるため、省略してa red-eyeやthe red-eyeと、名詞として使われるようにもなっています。下の例文で確認してください。
なお、夜行列車をred-eye trainと呼ぶのかどうか調べてみたところ、通じはするものの、一般的な用法にはなっていません。アメリカでは、日本ほどは鉄道網が発達していないことが、理由のひとつにあると考えられます。現地の人にとっては、red-eyeイコール飛行機という印象が強いのですね。
~今日のフレーズ~
red-eye 飛行機の夜行便、深夜発明朝着便
■例文
(1) I arrived this morning on the red-eye from San Francisco.
(サンフランシスコから夜間飛行で今朝着いたのです。)
(2) Instead of the red-eye flight home, John took a nine o’clock flight the following morning.
(ジョンは帰りのフライト深夜便ではなく、翌朝9時にした。)
■Today’s One Word
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!