
■2種類の「邪魔する」を使い分ける
日本語では「邪魔する」のひと言で済ませるところを、英語ではdisturbかinterruptかを使い分ける必要があります。
■今日の英語フレーズ
disturb
(静寂・集中・心理・秩序などを)邪魔する、乱す、妨げる
interrupt
(話・作業・動作の流れを)邪魔する、途中で止める、割り込む
📝例文
(1) Do not disturb her while she is focusing.
(彼女が集中している間は邪魔しないでください)
(2) The construction noise disturbed the neighborhood.
(工事の騒音が近隣の平穏を乱した)
(3) Please don’t interrupt me during the presentation.
(プレゼン中は話を遮らないでください)
(4) His call interrupted our meeting.
(彼の電話が会議を中断させた)
💬フレーズ解説
disturbとinterruptはいずれも「邪魔する」と和訳されますが、ニュアンスが異なります。
disturbは、「心理的平穏、静けさ、集中している状態、秩序を乱す」という意味で用いられます。対象は人、睡眠、雰囲気、地域社会などで、結果としての「乱れ」に焦点が置かれる動詞です。一方、interruptは、「割り込む」という意味での邪魔で、進行中の会話・作業プロセスなどを止める行為を指し、会話や作業が途切れる、中断されるという瞬間に焦点が当てられます。
Sorry to disturb you.は、相手の状態(忙しさ・集中)を乱すことへの配慮を示す丁寧な表現であるのに対し、Sorry to interrupt you. (Sorry to interrupt.とも) は相手の会話や作業中に割って入ることへの断りのひと言として使われます。
日本語の「邪魔」は意味が広いため、英語では、「邪魔の本質がどこにあるか」を考える必要があります。
- 環境・心理・平穏・集中の乱れ → disturb
- 会話・進行中の行為の中断 → interrupt
と覚えておきましょう。
🎧音声で確認
■5秒英単語
effort
(努力、骨折り)
「努力」という概念は不可算名詞として、with effort (努力して) のように使います。また、make an effort (努力する), a great effort (多大な努力) のように、具体的な試みや一つの行為を指す場合は可算名詞扱いになります。
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!
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