今回は変わった慣用表現を紹介します。

hit the ground running

です。意味は

「最初から全力で仕事などに着手する」
「全力で取り掛かる」

です。

どうしてそのような意味になるのでしょうね。日本語の感覚だと、すんなり頭に入って来ないフレーズだと思います。私も頭に叩き込むまでに、しばらく時間を要しました。hit the ground runningを覚えるためのイメージ作戦ですが、次のような流れでつかんでみてはいかがでしょうか。

最初に、hit the groundの意味から。文字通りに取れば「地面にぶつかる、地面に倒れ込む」です。「ぶつかる」とまでは行かなくても、「着地する」という意味で使うこともあります。

次に、その後に続くrunningですが、文法講義風に言えば叙述的なもの。「~しながら」という感じです。

さて、どうしてこれで「全力」のニュアンスになるのかですね。hit the groundを「地面にぶつかる」と捉えるのは痛々しいので「着地」にします。とりあえず、上空から降りてくることにしましょう。これを走りながら行うわけです。着地する前の段階から走る動作をするわけです。これで着地したらどうでしょうか。ギャグマンガ的なイメージで行けば、地面に着くやいなや、走り出すことができますよね。間を置かず、休憩もなくすぐに次の行動に移れるのです。しかも歩いていません。走っていますから「全力」ですな。

上で、上空から降りてくるという無理ある設定をしましたが、これを日常に当てはめてみましょう。転勤や転職が決まったとします。新しい勤務地に引っ越しです。地方都市から飛行機で移動します。新任地に到着したら、もう走っている。全力でお仕事。

私の場合はこんなふうにイメージしてhit the ground runningというフレーズを頭に入れました。いかがでしょうか。参考になればいいなと願っております。

というわけで、hit the ground running「最初から全力で仕事などに着手する」「全力で取り掛かる」という意味の慣用フレーズなのです。以下の例文も活用して、使える英語表現を増やしてくださいね。

(1) I’m really happy we hired Mary. She’s been hitting the ground running.
(メアリーが採用されて本当に嬉しいよ。最初からしっかりやってくれている。)

(2) Because of this economy, we really need to hit the ground running to make a living.
(経済がこうだから、暮らしていくために本当に全力でやらなくちゃいけないよ。)

(3) Our company wants someone who can hit the ground running.
(私たちの会社は、すぐ全力で仕事にかかれる人を必要としています。)

今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

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