■shoulder the blame

四十過ぎたら四十肩、五十を過ぎたら五十肩。一般的にはどちらの呼び方でもよく、年齢に応じて使っています。ただ、以前「ガッテン」か何かを観ていたら、医学的には五十肩であり四十肩は俗称だと。もっと詳しく言うならば、四十肩、五十肩は病名ではなく症状の呼び名。医学的には、五十肩は「肩関節周囲炎」と言うのだそうです。

さて、「肩」を用いた慣用表現はいろいろありますね。「肩で息をする」「肩で風を切る」「肩肘張る」「肩身が狭い」「肩をすぼめる」などなど。調べればもっともっと出て来ます。

「肩の荷が下りる」というのもあります。何かが終わって安心した時などに言いますね。「肩車」も例になると思いますが、肩には物を乗せやすいです。そこから、責任などの抽象的なものも肩に乗っかるイメージを持てます。この場合、「肩にかかる」と表します。

このような発想は、英語でも共通しています。今回紹介するフレーズは

shoulder the blame

です。

非難や責任を負う・受け入れる

という意味。おもしろいのは、shoulderが名詞ではなく動詞として使われている点です。もちろんshoulderは「肩」のこと。しかし、このように「肩に背負い込む」という動詞になることもあるのですね。

肩に乗る物事というのは、表現を見てみると、だいたい苦難や責任であることが多いです。とある歌では、

Don’t carry the world upon your shoulders

The movement you need is on your shoulder

と、一曲の中で2回shoulderが使われています。Don’t carry the world upon your shouldersを直訳すると「世界を自分の肩の上にして運ぶな」となります。「なんでもかんでも背負い込まないでね」ということです。The movement you need is on your shoulderの直訳は「必要な動きは自分の肩の上にある」です。「やるべきことは自分で決めなさい」という感じになるでしょうか。

肩には苦難や責任が乗りやすいということを改めて実感できますね。あなたの肩には何が乗っているでしょうか。

~今日のフレーズ~

shoulder the blame

(非難をすべて引き受ける、責任を負う)

■例文

(1) I don’t want to shoulder the blame alone.

(一人で責めを負うのは嫌だ(全責任を一人で負いたくない)。)

(2) You can’t expect teachers to shoulder all the blame for poor exam results.

(試験の成績が悪いのをすべて教師のせいにすることはできませんよ。)

■Today’s One Word

今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

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