■let fresh air in

新型コロナウィルスの騒ぎの初期の頃には、換気を促す報道がたくさんありましたね。特に冬の間は暖房との兼ね合いが取り上げられました。普段、部屋の換気は十分にしていますか?寒くなると窓を開ける機会が減りますが、冷たい空気を顔に浴びるとすっきりします。今の時期だと日中は気温が上がりますから、窓を開けると気持ちいいと思います。私は今日30分ほど窓を開けて過ごしました。

先日は別の理由で部屋中の窓を全開にしましたよ。ゴミの処分の仕方が悪かったのです(笑)。異臭がして、何だろうと思ったらゴミ箱からでした。野菜などの生ゴミの捨て方が悪くて、臭いが出てしまったのですね。密封したつもりでも、そういうことは起こります。ガス漏れではなかったので幸いでした。

日常生活で行うこの換気ですが、英語ではどう表すでしょうか。検索すると、ventilateという動詞が出てくると思います。これはこれでいいのですが、日常会話の点では表現が堅いです。いかにも技術系英単語という感じなのです。ネイティブの会話を聞いていると、「空気を入れ替える」という言い回しはあまり聞きません。表現としては「新鮮な空気」と言うのが一般的です。日常の言葉としては、これが自然なのですね。

fresh air

が「新鮮な空気」で、これは少し英語を学べばわかります。では動詞は何を使うでしょうか。

let in

が代表例です。これとfresh airを組み合わせて

let fresh air in

と言います。直訳すれば「新鮮な空気を入らせる」という感じ。「フレッシュな空気よ、こっち来い」でしょうかね。そして、ここでもちょっとした語法の学びが得られますよ。

基本文法では動詞letは「使役動詞」と習います。使い方は

let + 目的語 + 動詞の原形

という順序で単語を並べ、「…に~させてあげる」となります。これは必ず習う話ですが、実は目的語の後ろは動詞とは限りません。

let + 目的語 + in/out

という形もあり、これはとても頻繁に使われています。「…を入れてあげる・出してあげる」という意味です。

He let the cat out. (彼は猫を外に出してあげた。)

のように使います。猫が帰ってきたら、

He let the cat in. (彼は猫を(家の中に)入れてあげた。)

と言えばオーケー。ぜひ、覚えておいてくださいね。

ということで、let fresh air inと言えば、外の新鮮な空気を入れてあげるということ。つまり、換気の意味になります。さらに付け加えると、言葉のリズムの関係もあり、

let some fresh air in

someを付けることが多いです。airは不可算名詞ですから、このsomeは「若干の」くらいの意味です。ただし、空気の量を実際に意識しているわけではありません。日本語でも、特に意味もなく「少し、ちょっと」と言うことがあるのと同じです。語調を整えるくらいの感覚で使われますよ。

部屋の空気がこもった感じがしたり、暖房が効きすぎた時など、換気の時は

I’ll let some fresh air in. (新鮮な空気を入れよう。)

とつぶやいてみてください。表現と動詞letの使い方の両方に慣れることができます。

~今日のフレーズ~

let fresh air in

(新鮮な空気を入れる、換気する)

■例文

(1) It’s nice out and a perfect day for cleaning the house. Let some fresh air in first.

(外は天気がいいし、家の掃除にはぴったりだ。まずは新鮮な空気を入れよう。)

(2) Isn’t this room smelly? I’m going to open the door and window to let some fresh air in.

(この部屋臭わない?ドアと窓開けて換気するね。)

■Today’s One Word

今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

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