■better late than never

例外なく、私たちは皆今を生きています。過去に戻ることはできません。また今を生きているこの瞬間でも、1秒後には1秒年を取ります。これ、自己啓発セミナー風に言うと「人は皆、常に今この瞬間が一番若い」となります。

啓発セミナー風のこのロジックを使って前向きに考えれば、英語の教科書にも出てくるあのフレーズが頭に浮かぶことでしょう。You are never too old to learn. (学ぶのに年を取りすぎているということはない)やYou are never too old to start something new.(何か新しいことを始めるのに年を取りすぎているということはない)です。too old to Vは、中学3年辺りで習ういわゆる「too to構文」で、「~するには古すぎる・年を取りすぎている」という意味ですね。

better late than never

という定形表現があります。「neverよりlateの方がよい」という直訳ですぐにピンと来ると思いますが、何もしないでいるくらいなら遅くなってでもする方がよいということです。「しないよりまし」あるいは「(予定・期待していたより)時間はかかったけれども歓迎すべきことだ」という気持ちを表わす時に使います。

もっと以前に到着すべきだった、やっておくべきだったのだから、確かに今さらではある。でも、全くしないよりはよい。その点は評価しよう。そういう気持ちを表わしたい時にはぜひ、Better late than never.と言ってあげてください。話し手も聞き手も優しい気持ちになれると思います。

ちなみに、数量・分量が本来求めているほどではない時には、better than nothingと言います。「ないよりはまし」ですね。nevernothingを使い分ける必要がありますが、特に難しくはないと思います。すぐに慣れますよ。

現実には、確かに手遅れや限界は存在しますが、たいていの場合は上達や前進がきっとあると思います。何かの事情であきらめていたこと、改めて取り組んでみるとよいかも知れません。Better late than never.なので。

~今日のフレーズ~

better late than never しないよりまし、時間はかかったが歓迎すべきことだ

■例文

(1) “I’m sorry for being late.” “Better late than never, right?”

(「遅くなってすみません」「来ないよりはマシだよ。そうだろ?」)

(2) “Andy finally paid me the money he owed me.” “Well, better late than never.”

(「アンディがやっと俺が貸していた金を返したよ」「踏み倒されるよりは良かったよな」)

■Today’s One Word

今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

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